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元セインツのウィル・スミス射殺に関する有罪判決を最高裁判所が破棄
2021年01月13日(水) 14:30米国最高裁判所はニューオーリンズ・セインツのスター選手だったウィル・スミスを2016年に射殺した人物に対する故殺による有罪判決を破棄した。『Associated Press(AP通信)』が伝えている。
カーデル・ヘイズに対するこの処分は予測されていた。2017年12月に陪審団はスミスの射殺、および夫人が足を撃たれて負傷した件で、故殺の容疑についてヘイズを10対2で有罪としていた。しかし、その後最高裁判所はこういった有罪判決は全会一致でなければならないとしている。
次に一件を扱うのは州控訴裁判所だが、最終的にヘイズの裁判を再度行うか判断するのはニューオーリンズ州の新しい州検事であるジェイソン・ウィリアムズになる。ヘイズは25年の刑に服している。
この襲撃は交通事故の後に発生した。ヘイズは自己防衛のために発砲したと述べたものの、州控訴裁判所はその主張を却下していた。
スミスはセインツ守備陣のリーダーであり、2005年のハリケーン・カトリーナの後にはニューオーリンズの人々の心を鼓舞していた。2006年にはチームが勝ち越しシーズンを送る一助となり、2010年にはスーパーボウル制覇を経験している。
一児の父であるヘイズはけん引トラックのビジネスを営み、セミプロとしてフットボールをプレーしていた。
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