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ベアーズのパガーノDCが引退へ

2021年01月13日(水) 17:16


インディアナポリス・コルツのチャック・パガーノ【AP Photo/AJ Mast】

シカゴ・ベアーズの守備コーディネーター(DC)を務めるチャック・パガーノがキャリアに終止符を打つことを決めた。

60歳のパガーノは引退すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地12日(火)に報告している。

インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)を6シーズンにわたって務めたパガーノは、2019年シーズンを前にビック・ファンジオに代わり、ベアーズのDCとしてサイドラインに戻ってきた。

シカゴで過ごした2シーズンで、彼は1試合あたりの失点が20.9、当時のNFLで6位だったディフェンス陣を指導することになった。

NFLでコーチを始めたのは2001年、クリーブランド・ブラウンズのセカンダリーコーチとしてスタートした。その後オークランド・レイダース、ボルティモア・レイブンズと渡り歩き、2011年にレイブンズのDCとなった後にインディアナポリスに向かった。

コルツでの時間は大きな決断の時となり、彼は2012年に急性前骨髄球性白血病と診断され、治療のために無期限でコーチを休業することになった。彼は12試合を離脱した後にガンの寛解によって復帰を果たした。

パガーノの引退の知らせは驚きであり、多くの人々が予想していたベアーズのニュースではなかったはずだ。

レギュラーシーズンを8勝8敗で終え、スーパーワイルドカードでニューオーリンズ・セインツに大敗してシーズンを終えたベアーズから、HCマット・ナギーやジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ペースに関する発表はまだない。しかし、2人についてチームからの発言はないものの、ガラフォロによると業界内では“彼らは安泰だ”とのうわさが流れているという。

ベアーズの将来に何が待ち受けようとも、これまで3シーズンにわたって彼らの最大の強みでもあった守備陣は、新たな指導者を探すことになる。

【M】