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3シーズンを経てレイブンズがQBグリフィン三世をウェイバーに

2021年01月19日(火) 08:52


ボルティモア・レイブンズのロバート・グリフィン三世【AP Photo/Darron Cummings】

クオーターバック(QB)ロバート・グリフィン三世のボルティモア・レイブンズでの仕事は終わった。

加入から3年を経て、レイブンズがバックアップQBのグリフィン三世をウェイバーにかけている。元全体2位指名選手であるグリフィン三世は先発2試合を含む14試合でラマー・ジャクソンの代役を務めた。最後の試合はキャリア全体に大きく影響した一つの要素、すなわち負傷によって、最後までプレーできずに終わっている。

ジャクソンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性になった第12週に、グリフィン三世は試合まで日にちがない中で先発が決まり、大いに苦戦した。パス12回中7回成功、33ヤードにとどまったこの試合では、ピック6も喫している。一方、グリフィン三世はワシントンでスターだった頃を彷彿(ほうふつ)させるモビリティを見せて、ランでは68ヤードを記録。しかし、奮闘むなしく第4クオーターでハムストリングを負傷し、故障者リザーブ(IR)リストに置かれている。

まだ30歳の元ハイズマン賞受賞者にして、攻撃部門のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたこともあるグリフィン三世は、プロフットボールの世界で終わったわけではないかもしれない。グリフィン三世は以前にも再起を果たしたことがあり、2015年シーズン全体をインアクティブで過ごした後に、2016年にクリーブランド・ブラウンズで一時的に先発QBを務めていた。また、フリーエージェント(FA)だった2017年も、1試合にも出場していない。

その次の春にレイブンズとの1年契約を手にしたグリフィン三世は、この機会を2年の契約延長につなげた。それは、たとえフィールド上でプレーする機会が限られようとも、その存在が高く評価されている証だった。

レイブンズはまた、11名の選手とリザーブ/先行契約を結んだことを発表している。その中にはバッファロー・ビルズに敗北したディビジョナルラウンドでジャクソンの代役を務めたQB タイラー・ハントリーも含まれていた。

「8年目の終わりを迎えて、ただチームメイトとファン、レイブンズの組織にお礼を言いたい。今季はたくさんの逆境の中での挑戦だったし、この仕事でこれ以上に優れた人たちはいなかった。皆のブラザーフッドに加われて光栄だった。俺のベストはまだこれからだ」

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