まだ第55回スーパーボウルに向けて戦っている最中のヘッドコーチ（HC）候補たちが、シーズン終了前に面談を行うチャンスを得ている。

候補者の現雇用元の同意がある場合、今もプレーオフに参戦中のHC候補と今週にバーチャルな形で面談する許可をNFLが出したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じた。

例年であればまだプレーオフ参戦中の候補者とはコミュニケーションできない時期にバーチャルなインタビューの許可が出たことで、いずれもヒューストン・テキサンズやフィラデルフィア・イーグルスのHC候補になっているカンザスシティ・チーフスの攻撃コーディネーター（OC）エリック・ビエネミーやタンパベイ・バッカニアーズの守備コーディネーター（DC）トッド・ボウルズらに対するアクセス経路が開かれている。ペリセロによれば、ボウルズはイーグルスと面談する予定。一方、NFLネットワークのイアン・ラポポートはテキサンズがビエネミーとバーチャルなインタビューを行うと伝えた。

テキサンズがプレーオフ中のインタビュー期間が最初に終了するまでにビエネミーとの面談要請を出すのが遅かったため、有力候補の潜在的な雇用タイミングに遅れが出ていた。イーグルスはHCダグ・ペダーソン解雇まで待ち、スーパーワイルドカード週末が決した翌日から新たなHC探しを開始している。

いずれのチームにも、これまでにはなかったようなチャンスが与えられた。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックが面談の進行に影響しているものの、リーグは積極的に調整を行っており、想定されたよりも早い段階で2人の候補者についての決断が出る可能性がある。

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