2021年コンバインでは対面でのワークアウトを実施せず
2021年01月19日(火) 12:23NFLが各チームに送付した覚書を『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地18日(月)に取得したものによれば、2021年のNFLスカウティングコンバインのフォーマットが正式に変更されている。
変更点の一つとしては、直接対面でのワークアウトは大学のプロデーで実施され、コンバインでは行われない。すべてのインタビューや心理検査はバーチャルで行い、対面での身体検査は限定的な形で実施される。
スカウティングコンバインは例年、有望な学生たちを集めて2月に1週間にわたって行われている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる2021年NFLスカウティングコンバインの最大の変更点は、対面でのワークアウトがない点だ。
この覚書には「代わって、いかなるワークアウトも大学キャンパスでの個別のプロデーにおこなわれる」と記されていた。
リーグは個々の大学と協力し、各チームがワークアウトのビデオを閲覧できるようにすることでドリルや検査の一貫性を実現するとつけ加えている。また、候補生たちと2021年NFLドラフトを“プロモート”すべく、各大学にはバーチャルでのメディア対応が求められるという。
さらに、NFLは各チームの医師やトレーナーと協力し、“それぞれの候補生の包括的な医療情報”を取得できる方法を開発。対面での検査は“一定数の候補生”を対象に指定場所で行われ、4月上旬の実施が見込まれるという。
NFLネットワークのマイク・ガラフォロは、対面でのワークアウトがないことでチームのフロントオフィスメンバーやコーチ陣、エージェントらが集って、来るフリーエージェンシーについて対話する機会も妨げられると指摘した。
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