リリース予定を知らされたレイブンズRBイングラム
2021年01月19日(火) 13:51ランニングバック(RB)マーク・イングラムのボルティモア・レイブンズ時代が終わりを迎えている。
レイブンズは10年目のベテランに、現地19日(火)にリリースする旨を通知したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが月曜日に伝えた。
月曜日の夜、イングラムは『Twitter(ツイッター)』への投稿を通じてチームに別れを告げている。
Thank you Mr.Bisciotti and the Ravens for being a first class organization. I love the real ones in flock nation that supported me and showed luv! My blood brothers, whats understood Ain gotta be explained. Best is still ahead, cant wait! Watch God work.#GodWins #BigTrussForever pic.twitter.com/Hx0GZrSIrz
— Mark Ingram II (@markingram21) January 19, 2021
「ミスター・ビスコッティとレイブンズに、最高クラスのオーガナイゼーションであってくれたことにお礼を言う。俺をサポートし、愛を示してくれたフロックネーションの一人一人を愛してるぜ! 俺の盟友たち、どう理解されているかに説明の必要はない。ベストはまだこの先の話だし、待ちきれないな! 神の御業を待とう」
イングラムは契約最終年となる来年に、500万ドル(約5億2,000万円)を受け取ることになっていた。
イングラムのリリースの報せと同じ日、レイブンズはベテランのバックアップクオーターバック(QB)ロバート・グリフィン三世を放出したことも発表している。
ニューオーリンズ・セインツで素晴らしい8年間を過ごし、プロボウルに2度選ばれて1,000ヤード超えのシーズンを2度送ったイングラムは、2019年シーズン前にレイブンズと3年契約を結んだ。この契約には、2021年のオプトアウトも含まれていた。
2019年に記録した1,018ヤードはチーム内でQBラマー・ジャクソンに次ぐ2位の数字で、レイブンズがレギュラーシーズンのラッシングヤード記録を樹立するのを支えている。
レイブンズは2020年にもグラウンドでリーグ1のヤード数を稼いだが、イングラムの役割は大幅に縮小していた。プレーオフ初戦のテネシー・タイタンズに勝利した試合と、シーズン終了となったバッファロー・ビルズに敗れた試合のいずれもで、イングラムはインアクティブだった。ラストゲームになったのはシーズン第17週の試合で、ここではキャリー9回、39ヤードをマーク。その前の2週はやはりインアクティブだった。今季はキャリー72回、299ヤードにとどまっている。
2011年ドラフトの1巡目で指名を受けた3度のプロボウラーであるイングラムには、まだ足が十分残されているだろう。レイブンズのバックフィールドが、リーグでもベストの生産性を誇るメンバーでいっぱいになっていたのだ。
イングラムの足はこれまでのキャリアを通じて7,324ヤードとタッチダウン62回という数字を生み出してきた。その足が次はイングラムをどこに運ぶのか、見てみよう。
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