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ジャガーズがトレント・バールケをGMに昇格へ

2021年01月20日(水) 12:10


ジャクソンビル・ジャガーズのトレント・バールケ【AP Photo】

トレント・バールケがNFLチームの人事部門トップに戻ってくる。

ジャクソンビル・ジャガーズがバールケをジェネラルマネジャーに起用する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが現地19日(火)の夜に伝えた。

この契約はまだ公式なものとなっていないが、すぐにそうなる模様だとラポポートはつけ加えている。

バールケは昨年2月初めにプロ人事部門責任者としてジャガーズのフロントオフィスに加わり、GMデイブ・コールドウェルの下で業務にあたっていた。コールドウェルはチームが10連敗を喫した11月の終わりに解雇され、バールケが暫定GMとしてその後を引き継いでいる。

そして今、“暫定”のタグが外れようとしている。チームはコールドウェルの補佐として起用したGM特別アシスタントのジョン・イジックにも別れを告げたとラポポートが報じた。

バールケは新たにヘッドコーチ(HC)に就任したアーバン・マイヤーと協調していくことになる。チームオーナーのシャド・カーンは先週、カーンが引き続きロースターのコントロールを握りながらも、マイヤーが今後のロースターのビジョンと青写真を決定していくと述べていた。

バールケはサンフランシスコ・49ers在籍時に当時のHCであるジム・ハーボーと確執があり、それがスーパーボウル進出を果たしてからわずか1年でハーボーが離脱するきっかけとなっていた。その後、49ersは4年にわたって負け越し、2019年にようやくGMジョン・リンチとHCカイル・シャナハンという体制で立て直したという経緯がある。バールケがジム・トムスラHC(2015年に5勝11敗)を起用、解雇したことや、チップ・ケリーHCを起用(2016年に2勝11敗)したことは、最終的に2016年シーズン末にケリーと共に自らが解雇されることにつながった。2月にジャガーズに加わるまで、他のNFLチームでは仕事をしていない。

再びトップの座に収まったバールケが、カレッジフットボールの世界から初めてNFLに挑むHCと共にタイトルコンテンダーを育て上げることができるか、お手並み拝見といこう。

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