スーパーボウル制覇のブロンコスTトニー・ジョーンズが54歳で死去
2021年01月23日(土) 23:01フットボール界は偉大なラインマンの喪失を悼んでいる。
元タックル(T)のトニー・ジョーンズが54歳でこの世を去ったとデンバー・ブロンコスが現地22日(金)に発表した。
ジョーンズはウェスタン・カロライナ大学からドラフト外のフリーエージェントとしてキャリアをスタートし、1988年から1995年までクリーブランド・ブラウンズでプレーした。1994年にはオールプロのセカンドチームに選ばれ、1996年にボルティモア・レイブンズに移籍。キャリアの終盤にピークを迎え、1998年にプロボウルに選出、1997年と1998年にブロンコスのメンバーとして2度のスーパーボウル制覇を成し遂げた。
ドラフト2巡目指名権と引き換えに、1997年にブロンコス入りしたジョーンズは初年度にライン右側を担当してブロンコス初のスーパーボウル優勝に貢献した。“Tボーン”の異名を取った彼はその後ポジションを左に変え、1998年に再びタイトルを獲得する。
「ボーンはどこでも必要な場所でプレーができた」と元ブロンコスレシーバーのロッド・スミスは『KUSA』に語った。「本当に偉大なやつだったよ。常にパーティーの中心にいた。チームのベストドレッサーでもあったよ。いつもコーディネートされたスーツを着ていた。本当に偉大なチームメイトだったから、仲間たちはみんな大きなショックを受けている。お互いにしっかり連絡を取り合おうなって言い合っていたんだ」
1997年から2000年までのブロンコス時代の60試合を含め、ジョーンズはキャリアを通して出場した184試合のうち174試合で先発した。2019年にはブロンコスのトップ100チームのメンバーに選ばれている。
「彼は本当に素晴らしい人物で、まさしくナイスガイだった」とブロンコスのセーフティ(S)で栄誉の殿堂入りしているスティーブ・アトウォーターは『DenverBroncos.com』に語った。「格好良く、素晴らしい――偉大なフットボール選手だった。戦いに行くならそういうやつと一緒がいい。私たちは本物の親友だった。ジョージアにいた時はすぐ近所に住んでいたんだ。とてもいい関係だった。私がアトランタから引っ越す少し前、彼ともう1人の友人が誘ってくれて、一緒にランチを食べた。本当にいいやつだったことをいつも思い出す。子どもたちにとっても素晴らしい父親だった。あんないい人がいなくなってしまうとはね」
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