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ライオンズがチャージャーズ元HCリンとOCの契約へ

2021年01月24日(日) 22:08


ロサンゼルス・チャージャーズのヘッドコーチ(HC)アンソニー・リン【NFL】

デトロイトでもう一つ、大きな契約が控えている。

ライオンズが元ロサンゼルス・チャージャーズのヘッドコーチ(HC)アンソニー・リンを空席となっている攻撃コーディネーター(OC)に据えるつもりだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地23日(土)、伝えた。

第一報を伝えたのは『The Athletic(ジ・アスレチック)』のマイケル・ロンバルディだ。

同日にはセインツのセカンダリーコーチ、アーロン・グレンが新守備コーディネーター(DC)として加わったことが発表されたばかりで、形を整えつつあるライオンズに52歳のリンも仲間入りすることになる。数時間前にはスタークオーターバック(QB)のマシュー・スタッフォードがトレードを希望したという知らせがNFLネットワークのトム・ペリセロより入っている。

リンのライオンズ加入は、チャージャーズの失意の2020年シーズンが終わり、彼が解任されてから19日後に決まった。チャージャーズはどうにか4連勝でシーズンを締めくくったものの、惜敗が多かったこともあって7勝9敗に終わった。

リンのオフェンスを誰がリードするのかは分からないが、ベテランコーチは豊富な知識を携えて新たなチームにやってくる。ロサンゼルスで4年間を過ごす以前、リンは2016年にバッファロー・ビルズのOCを務めていた。そのシーズンのビルズはトータルオフェンス(1試合平均354.1ヤード)で16位、スコアリングオフェンス(24.9)を10位でフィニッシュしている。

昇格前の2015年はビルズのアシスタントHCとランニングバック(RB)コーチを努めていた。自身が元RBだった経験を生かし、彼のコーチとしての経歴は、同じポジションの選手たちを指導することが多かった。

7年の現役生活の末、2000年に引退したリンは、3シーズンをプレーしたデンバー・ブロンコスにスペシャルチームのアシスタントとして加わり、マイク・シャナハンの下で3シーズンを経験した。

ジャクソンビル・ジャガーズ、ダラス・カウボーイズ、クリーブランド・ブラウンズでも短期間RBコーチを務め、2009年にニューヨーク・ジェッツの一員となった。そこでリンは2009年から2014年までRBコーチを務め、2013年と2014年にはアシスタントHCの役目を担っている。

シャナハン、ビル・パーセルズやレックス・ライアンの下でRBフレッド・テイラー、レショーン・マッコイ、QBフィリップ・リバースやジャスティン・ハーバートといった才能ある選手たちを指導したリンは、ダン・キャンベルの優秀なスタッフの1人となるはずだ。2021年のライオンズは何かを起こしてくれるかもしれない。

【M】