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チーフスQBマホームズは100%の状態にあらず、ターフトウの懸念を抱える

2021年01月24日(日) 23:12

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Reed Hoffmann】

脳振とうプロトコルは終了したものの、カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズのけがの不安はそれだけではない。

チーフスが勝利したディビジョナルラウンドの試合後、彼は左足にターフトウの診断を受けており、先週の試合や今週の練習中にも影響が出ていたという。

マホームズはステータス上、けが人には分類されておらず、ウォークスルーに近い形式となった今週の練習にはほぼフル参加していた。プロトコルを終了してけがのステータスは外され、AFCチャンピオンシップゲームのバッファロー・ビルズ戦ではプレーする予定だ。

爪先の状態についてマホームズは、「次の日はすごく痛かった。でも、それからは毎日だいぶ良くなってきた」と述べている。

今のところ、彼が底側靱帯(じんたい)の手術を受ける必要があるとは考えられていない。しかし、シーズン後に足の専門医に再度見てもらい、手術の必要性についても判断してもらうことになるという。

マホームズは脳振とうプロトコルに関しては何の影響も症状も見せずにクリアしており、どちらかというと爪先の方が大きな問題のようだ。

プロトコルには従ったものの、チーフスはマホームズがはっきり脳振とうを起こしたとは言っていない。ヘッドコーチ(HC)のアンディ・リードはそれについて言及する際、マホームズが“プロトコルに入っている”とだけ述べ、脳振とうを起こしたとは言わなかった。

先週末の試合で地面に倒されたマホームズは、立ち上がりはしたものの足元がおぼつかず、ふらつく様子を見せていた。それだけでもプロトコル入りするには十分だった。

ある人物によれば、彼が明確に脳振とうを起こしていたかどうかは重要ではないという。選手が一時的に神経学的症状を起こした場合、大事なのはフィールドに戻るまでに脳を完全に回復させることだ。

脳振とうはそれぞれ違うものであり、症状も皆異なる。しかし、一度でも脳機能に変化が見られた(神経科医の診断によって判断される)場合にはプロトコルに入れられる。

マホームズは口頭での脳振とう検査で答えられなかった質問が1つあったため、プロトコルに入れられ、試合を途中離脱した。今週、彼に何の症状もなかったというのは良い兆候だ。

「俺は出場し、自分らしくやる」とマホームズは述べている。

【M】