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ビルズの指名が間違いではなかったことを証明したとQBアレン

2021年01月27日(水) 09:40

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Jeff Roberson】

クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンはバッファロー・ビルズをAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦に導いた素晴らしい3年目に、周囲の批判を黙らせた。アレンのプレーは近年の他のどの選手よりもドラマチックな成長を見せた。

契約延長の資格を得た24歳のアレンは、自分こそバッファロー・ビルズを長期にわたって率いるべきQBだと証明している。

「彼らが俺を何年か前にドラフトしたことは間違いではなかったと、俺は証明した」とアレンは現地25日(月)に語っている。

「そこへ出ていくのを続けて、同じマインドセットを持ち続けなきゃならない。ただこのチームが勝つのを、どんな方法であれ自分にできるやり方で助けようと頑張るだけさ」

アレンのプレーは2020年に大きく進歩した。アレンは攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・ダボールのシステムでチェックダウンを行うことをいとわず、クイックレシーバーたちの働きを促した。メンタルの伸びは、ディフェンスのプランを理解することにつながった。最初の2シーズンのパス成功率は52.8%と58.8%だったアレンは、2020年に69.2%を記録し、4,544ヤード、タッチダウン37回をマークしている。

アレンと同年代であるパトリック・マホームズやデショーン・ワトソンは4年目を迎える前の夏に契約を結んでいる。ビルズとアレンにはあと2年の契約があり、両サイドには今年契約を結ばなければならないというプレッシャーはない。2021年はサラリーキャップが制限されることが見込まれるため、どういったものであれ新契約は最低でも690万ドル(約7億1,000万円)を数えるアレンのキャップナンバーを軽減するものになると予測される。

ビルズのフランチャイズシグナルコーラーは、まだ将来のことを考え始めてもいないと話した。

「そのことは全然、考えてすらいない。ビルズのために仕事をすることにすごく集中してきた。なるようになるさ。もちろん、そのことにストレスを受けてはいない。もう言ったように、このチームにとって最高のQBであろうと努力してきたんだ。その時になればやるよ」

アレンはパスとランで合わせてタッチダウン40回以上を記録し、単一シーズンに(プレーオフを含む)15勝以上を達成したNFL史上7人目の選手となった。他の面々にはダン・マリーノ(1984年)、スティーブ・ヤング(1994年)、カート・ワーナー(1999年)、トム・ブレイディ(2007年と2011年)、ペイトン・マニング(2013年)、キャム・ニュートン(2015年)がいる。2011年のブレイディ以外全員が、その年のNFL MVPに選ばれた。

アレンは2020年がまぐれではないことを証明し、NFLでもトップのQBの1人として前進を続けていかなくてはならない。

才能ある若きシグナルコーラーが多いAFCでチームにとって1990年代序盤以来のチャンピオンシップゲーム進出を決めたことで、ビルズの期待を上回ったことをアレンは十分に承知している。

「ここから進んでいく今、すべてに勝てなかったら、こういう感情や気持ちになるだろう。学ぶことはたくさんある。ここから成長していくことがたくさんある。チームとして、俺たちはそれを正しく活用していく。そのことに疑いはないし、このロッカールームにいる皆もそうだ」

アレンはまた、カンファレンスの頂点では常にマホームズやチーフスと戦わなければならないことを把握しつつ、ビルズは自分たちの道を歩み続けるという。

「どのチームだって連続してスーパーボウルに出たいだろうし、スーパーボウルに勝つ能力を持つことを望んでいるだろう。少し立ち止まって、そこを考えなくちゃならない」

「彼らになりたいわけじゃない。俺たちは他の誰にもなろうとしていない。ここで、ベストの自分たちでありたいんだ。それだけで十分だと思ってる」とアレンは話した。

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