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ワシントンのジェニファー・キングがNFL史上初の黒人女性フルタイム攻撃アシスタントに

2021年01月27日(水) 16:16

ワシントン・フットボール・チームのジェニファー・キング【AP Photo/Julio Cortez】

ジェニファー・キングがNFL史上初となる、フルタイムのアフリカ系アメリカ人女性アシスタントポジションコーチになることが正式に決まった。

キングがランニングバック(RB)のアシスタントコーチに就任したことをワシントン・フットボール・チームが発表しており、ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは声明の中で次のように述べている。

「キングコーチはアシスタントRBコーチへの昇格にふさわしい。彼女は1年間のコーチングインターンとして働き、われわれのスタッフから学ぶ機会を求めてワシントンにやってきた。このリーグでフルタイムコーチに課せられるシーズン中の仕事だけでなく、オフシーズン中の準備にも膨大な時間が費やされていることを経験することができた。彼女は私のスタッフとしてフルタイムで働くために必要な資質をすべて発揮してくれた。彼女は努力家であり、コミュニケーション能力も高く、人格者だ。キングコーチは常に積極的に学び、昨シーズンにここで働きはじめてからの成長は目を見張るものがある。攻撃コーディネーター(OC)のスコット・ターナー、RBコーチのランディ・ジョーダン、そしてRB全員にとって戦力であり続けると信じている。彼女は自らの努力でこの機会を手に入れた。彼女はこれからいくらでも伸びるだろう」

キングがいずれこのポジションに採用されることは先週に報じられていたが、現地26日(火)の朝に正式なものとなった。

今回の発表は2020年をワシントンのコーチングインターンとして過ごし、そのほとんどをジョーダンの下で働いてきたキングの飛躍的な成長を示すものとなる。

ジョーダンは「RBを率いるにあたって、キングコーチがフルタイムでアシストしてくれることをとてもうれしく思っている」と話した。「彼女は違った視点で試合を見ることができ、昨年は非常に助かった。われわれのチーム内で素晴らしいコミュニケーション力を発揮してくれた。この組織が次のステップへと前進する中、また彼女がコーチのキャリアを積んでいく中で、今後も共に働けるのを楽しみにしている」

キングは2018年と2019年のオフシーズンとトレーニングキャンプをカロライナ・パンサーズのインターンとして過ごし、レシーバー陣を中心にチームに関わった。2019年にはアライアンス・オブ・アメリカン・フットボール(AAF)に属するアリゾナ・ホットショッツのアシスタントワイドレシーバー(WR)コーチや、ダートマス大学のオフェンシブアシスタントも務めている。

先ごろキングは、タンパベイ・バッカニアーズのアシスタント守備ラインコーチ、ローリ・ローカスト、アシスタントストレングス&コンディショニングコーチのマラル・ジャバディファーとともにサイドラインに立ち、プレーオフゲームで両陣営に女性コーチが並ぶという歴史を作った。

キングは選手として2006年から2017年にかけて女子フットボール連盟(WFA)のカロライナ・フェニックスに所属し、クオーターバック(QB)やワイドレシーバー(WR)としてプレーした。オールアメリカンの選手にも7回選ばれている。

すべてのコーチがそうであるように、最終的に選手たちは彼らの能力を高め、勝利をもたらし、それによって現役選手でいられるようなコーチに囲まれていたいと思っている。キングには今、ワシントンでそのような影響を与えられるチャンスが巡ってきたのだ。

「新たな女性がスポーツ史にその名を刻む! 先駆者@BillieJeanKingから@JenniferKing5へ!」

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