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ライオンズがQBスタッフォードをラムズにトレード、ラムズからはQBゴフとドラフト指名権を獲得

2021年01月31日(日) 15:00

マシュー・スタッフォードとジャレッド・ゴフ【NFL】

2人のクオーターバックが新しい都市に移ることが決まった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは現地30日(土)夜、デトロイト・ライオンズのクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードがロサンゼルス・ラムズに移籍するとともに、ライオンズが大型ブロックバスタートレードでラムズのQBジャレッド・ゴフと複数のドラフト指名権を手にすることになったと報道。

ペリセロによると、ライオンズはスタッフォードとの交換でゴフを獲得するほか、2021年ドラフトの3巡目指名権に加えて2022年と2023年の1巡目指名権を得るという。

また、ペリセロは複数のチームが今年のドラフト1巡目指名権とのトレードを持ちかけていたものの、今回のトレード条件が双方にとって希望するものだったと伝えている。ただし、今回のトレードは新しいリーグイヤーが始まる3月17日(水)まで正式になることはないとも付け加えた。

ペリセロはラムズがスタッフォードの残り契約2年4,300万ドル(約44億6,000万円)を引き継ぎ、ライオンズは2021年に1,780万ドル(約18億6,400万円)のデッドキャップヒットを抱えるとも報じている。

そのリターンとして、ライオンズはゴフの4年1億0,660万ドル(約11億6,000万円)契約を継承。ラムズの2021年のデッドキャップヒットは2,220万ドル(約23億2,400万円)だ。

ラポポートによると、ライオンズのもとには6以上のオファーが届けられており、その一部は1巡目指名権以上の条件だったとのこと。ライオンズがゴフとの大型トレードを決めた判断はラムズにより多くの費用を強いることになる。

ペリセロはとりわけゴフの現行契約について強調している。ゴフは4,300万ドルという満額の保証額が残っており、2021年のベースサラリーは2,500万ドル(約26億1,700万円)、3月に2021年のリーグイヤーが始まった2日目にはロースターボーナスとして250万ドル(約2億6,200万円)が発生し、2022年リーグイヤー開始から2日目に1,550万ドル(約16億2,300万円)のロースターボーナスが発生するのだ。

1月23日にペリセロがライオンズとスタッフォードの双方が離別に合意したと報じて以降、トレード成立は時間の問題と見られていた。2009年ドラフト1巡目指名選手で現在32歳のスタッフォードはロサンゼルスに引っ越し、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイのもとでフレッシュスタートを切ることになる。

26歳のゴフは2020年シーズンを不完全な状態で終えたばかり。アップダウンを経験したシーズン終盤が近づく中、ゴフはシーズン第16週に右手親指を骨折し、最終戦の欠場を余儀なくされていた。加えて、プレーオフに進んだラムズのワイルドカードゲームではシアトル・シーホークス戦でジョン・ウォルフォードのバックアップにまわっていた。

今週初め、ラムズのレス・スニードGM(ジェネラルマネジャー)はゴフが「現時点ではラムズの一員」だと主張していたが、ラポポートはその発言の翌日に、ゴフのトレードがなければラムズはオープンなQB競争になると報じた。今回の動きによってこの選択肢は確かにテーブルから外れることになる。

加えて、ゴフは旧知の仲であるライオンズの新GMに就任したブラッド・ホルムズと再び合流する。ラムズのカレッジスカウティングディレクターだったホルムズは2016年にゴフを評価した人物だ。新たに攻撃コーディネーターに起用されたアンソニー・リンをはじめ、ゴフはダン・キャンベルHCの下、再建に取り組むライオンズで中心的な存在としてプレーすることになる。

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