ロジャースが2021年も間違いなくパッカーズのQBだとラフルアーHC
2021年02月02日(火) 12:57グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ラフルアーは、2021年もアーロン・ロジャースがチームのクオーターバック(QB)であるという揺るぎない考えを持っている。
ロジャースの未来についての騒動が静まりつつある中、ラフルアーHCは現地1日(月)に、2020年のMVP候補であるロジャースが「長きにわたって」パッカーズにいるとの考えを繰り返し示した。
「それはひっかけ問題かな? そこに一切の疑いはない。リーグのMVPを勝ち取ろうかという男の話をしているんだぞ。彼がいなければわれわれはここにいなかった。だから、彼のパフォーマンスだけではなく、彼がいかにこのチームを導いたかといった、全員が集中して準備を整えるために彼がロッカールームでやってきたあらゆるすべてのことに、これ以上なく満足している。彼がここにいるのは絶対に間違いない。長きにわたってね。前にも言ったことは承知しているが、長きにわたってのことだ」
ジェネラルマネジャー(GM)のブライアン・ギュートカンストも、今年ロジャースをトレードに出すというシナリオはまったく見えないとつけ加えた。
「絶対にない」とGMは話している。
パッカーズがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でタンパベイ・バッカニアーズに敗れた後、ロジャースは自身のパッカーズでの未来についてはっきりさせていなかった。そのことが多くの推測を生み、ロジャースが予測よりも早くパッカーズを離れるのではないかとうわさされてきた。
ロジャースは先週の終わりに2021年もパッカーズにいるとの考えを明かしたものの、NFL選手の未来とは常に不確定なものだとも指摘していた。
ラフルアーHCはロジャースが次のシーズンにも戻ってくるとの考えを一貫して保っている。しかしながら、37歳のQBの未来については、QBジョーダン・ラブの存在が疑問を生じさせ続けている。
また、パッカーズのシーズンがどう幕を閉じたかも、チームにとって障害になっている。8ヤードラインからの第4ダウンにフィールドゴールを選んだラフルアーHCの決断が、今も疑問視されているのだ
ラフルアーHCは後に、ダウンと距離を考えて、やはりフィールドゴールを選んだと話している。しかしながら、あとわずかに近ければ――すなわち、ロジャースが第3ダウンにスクランブルしてあと何ヤードか進めていれば――選択は違っただろうとも指摘。2年目のHCであるラフルアーは、第4ダウンになる前にロジャースと確認を取っておくべきだったと振り返った。
ラフルアーHCはロジャースが第4ダウンでのチャンスを与えられなかったことに敗戦後に怒っていたのは理解できるとした。
「それは問題ではない。実際、それについは話したのでね」と言うラフルアーHCは次のように続けた。
「彼がどうしてそうしていたのかは完全に理解している。あそこでチャンスを求めないようなQBなら私はいらない。彼の中にある闘争心だ。私が彼を好きなのはそういうところ。確かに、コミュニケーションや、足並みをそろえておくことについては議論になるし、第4ダウンで挑戦するためには何が必要なのかについて、私がもう少し正確にコミュニケーションを取っておくべきだったかもしれない。それが、彼のやることを変える可能性はある。分からないがね。すべてがコミュニケーションを発端としている。自分たちが何をなそうとしているかについて、私がもう少し努力して明確化しなければならない。そうすれば、ああいったことは起こらない」
「だが、そこで挑戦したいという彼の欲求については、まったく問題に思っていない。私はそれを欲している。自分たちにはできるという自信をあれだけもった選手がわれわれの元にいることにエキサイトしている。これだけの素晴らしい選手、素晴らしいリーダーから、他に何も求めない」
少なくともあと1年は、ラフルアーHCがその素晴らしいリーダーへのコーチングを続けていくだろう。
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