QBウェンツとハーツの評価に入ったイーグルスHCシリアニ
2021年02月02日(火) 16:35フィラデルフィア・イーグルスがニック・シリアニをヘッドコーチ(HC)に起用した理由の一つには、クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツの助けになるとの期待があった。そのプロセスには、元1巡目指名選手であるウェンツの競争レベルを上げることが含まれているだろう。
シリアニHCは現地1日(月)、『WIP』に自分のスタッフがウェンツとジェイレン・ハーツの両者の“比較プロセス”に入っていると述べた。シリアニHCはオフシーズンにQB争いを行う計画を示唆している。
「本質的な価値は、競争だ。すべての部分で競争がある。誰もが競う。私はいろいろなことでシェーン(スタイケン/OC)と競っていく。われわれはこのビルの中で、コーチたちと競っていく。われわれは競争をコアバリューとしてここフィラデルフィア・イーグルスのすべてのあらゆるポジションに適用していく」とシリアニHCは語った。
競争はコーチングにおいて使い古されたキーワードだ。それに対して議論しようとする者がいるだろうか?
時に“すべてのスポットで競わせる”との信念は度を過ぎることがある。健康なディフェンシブタックル(DT)フレッチャー・コックスがバックアップとスナップを懸けて争うことがあるだろうか。論理的にはあり得る。が、現実としては考えにくい。コーチたちが競争という言葉を使い、すべての競争があらゆる偶発的な結果に対してオープンだというとき、そこには深いグレーゾーンがある。
シリアニHCは自身の競争のプランにはウェンツとハーツによる先発QB争いが含まれるのか聞かれ、こう答えた。
「ああ。この状況にある全員が競う。選手、コーチ、すべてのポジションの人間がね」
QBたちが先発の座をかけて練習場に立つのはまだ先のことだ。それまでに、フィラデルフィアにおける最も大きなオフシーズンのストーリーラインに新たな展開が生じる可能性はある。
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