セインツはQBウィンストンに「大きな関心」があるとペイトンHC
2021年02月04日(木) 10:54クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズが今後の意向を発表するのを待ち続ける一方、ニューオーリンズ・セインツは未来の殿堂入り選手であるブリーズが去った場合に備えなければならない。
QBテイサム・ヒルが今も契約下にあるものの、セインツがよりトラディショナルなベテランを加える可能性がある。
ブリーズのバックアップとしてヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンと1年過ごした経験からいっても、ジェイミス・ウィンストンがセインツにとって優先的な選択肢になるだろう。
現地3日(水)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)”に出演したペイトンHCは、ウィンストンの才能とチームのシステムの経験について熱く語っていた。
「ジェイミス・ウィンストンとは1年間、お互いによく接していた」とペイトンHCは言う。
「普通のオフシーズンではなかったが、プレーヤーとして、リーダーとして、一人のアスリートとしての彼と共に、われわれが何を手にしたかを見る時間は十分にあった。われわれが機会に恵まれて見たものを、私はとても気に入っている。彼はこのチームの素晴らしいリーダーだったし、初めてフリーエージェント(FA)になってバックアップQBとしてやってきたときには、なかなかできないことだ。だから、それはわれわれにとって重要なチェック項目だった」
「手の内は明かしたくないものだし、彼はFAだ。だが、彼と今うちにいるテイサム・ヒルの組み合わせについてはずっと言ってきた。われわれはこういった選手たちを発展させ、コーチするつもりだ。ジェイミスはわれわれが大きな関心を抱いている選手の一人だ」
ウィンストンとセインツのQBルーム全体について触れた際も、ペイトンHCは同様のことを話している。
12月中旬にNFLネットワークの“Huddle & Flow Podcast(ハドル・アンド・フロー・ポッドキャスト)”に出演したペイトンHCは、ウィンストンが先発クラスのQBであり、「ドリューが去ったそのときから」先発を勝ち取るチャンスはあるとコメント。
ウィンストンは昨年のオフシーズンにセインツと110万ドル(約1億2,000万円)の1年契約を結んでいた。
ペイトンHCがウィンストンの才能に敬意を払い、27歳のQBを再び戻すことをいとわないのは明らかだ。常にキャップに縛られるセインツにとって当然コストが意味するところは大きいが、ウィンストンが返り咲きを果たす最大のチャンスはセインツにあるもしれない。
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