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プレー続行に燃えるQBライアン・フィッツパトリック

2021年02月04日(木) 11:26

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロアとライアン・フィッツパトリック【AP Photo/David Zalubowski】

ライアン・フィッツパトリックは2020年に、機会が与えられれば今でも信頼できるクオーターバック(QB)であり得ることを証明した。

38歳のフィッツパトリックはトゥア・タゴヴァイロアに先発を譲ってラインアップを外れたり戻ったりを繰り返したものの、その中でマイアミ・ドルフィンズがポストシーズンまであと少しのところまで行くのを手助けしている。“フィッツマジック”で知られるQBは9試合に出場し、キャリアハイのパス成功率68.5%と2,091ヤード、タッチダウン13回、インターセプト8回を記録した。

マイアミでの経験は、ベテランのガンスリンガーに17年目のシーズンを戦う力があることを自覚させた。現地2日(火)に放送された“The Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)”のインタビューで、フィッツパトリックは今年のQBマーケットはクレイジーなものになるかもしれないとの考えを示している。

最近起こっているQBシャッフルについて「このオフシーズンにはもちろん、もうゴフとスタッフォードのことがあったな」と話したフィッツパトリックは次のように続けている。

「デショーン(ワトソン)がどうなるか、誰にも分からない。QBマーケットについてはあらゆるところでうわさされているけれど、新しいQBや、複数の新しいQBを探しているチームは多い。だから、俺個人にとっては、オフシーズンのすべてを活用しなきゃならないし、とにかく見直すことだ。それに、この2年で俺にもう一度火がついた。まだプレーしたいし、そこでプレーすることを楽しんでいる」

フィッツパトリックに2021年シーズンにもプレーする意向があるのならば、それに合う、経験豊富で若手QBとのつなぎ役もこなしつつ勝利も目指せるベテランを探しているチームはたくさんあるはずだ。

フィッツパトリックはキャリア最初の16年で8つのチームでプレーしてきた。ドルフィンズがタゴヴァイロアとの道を歩み始めるならば、フィッツマジックが9つ目のチームで花咲くかもしれない。

「俺にとってはちょっと厄介でね。一番上の子がハイスクールに入学するし、その後に6人続くんだ。だから、いろいろなことを考えなきゃならない。だけど、俺はこのゲームをプレーするのが今でも大好きだ」とフィッツパトリックは話した。

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