できるのは自分の成長に集中することだけとパッカーズQBラブ
2021年02月04日(木) 12:36グリーンベイ・パッカーズにおけるクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの長期的な未来についての疑問の核心にあるのが、QBジョーダン・ラブの存在だ。
2020年ドラフトの1巡目で指名を受けたラブは、ルーキーシーズンに試合でプレーすることがなく、インアクティブリストで1年を過ごした。しかし、パッカーズが財産をつぎ込んでトレードアップした上でラブを選択したことを踏まえれば、これから数年間でラブがチームを掌握することが見込まれる。
現地2日(火)、ラブは『CBS Sports(CBSスポーツ)』で、自分が集中できるのは自分の成長についてだけだと指摘した。
「俺のいる状況としては、彼らは自分にできる限りを学ぶために俺を選んだ。俺にできるのはそれだけなんだ」とラブは言う。
「決めるのは俺じゃない。彼らだ。もちろん、誰だってそうだろうけど、俺も出ていって戦いたい。俺の考えとしては、自分に出ていく準備ができていないなら、取り組み続けなきゃならない。間違いなく俺はシーズン中にかなり成長した。最初に来たときには頭がぐるぐるするような感じだけど、いったん落ち着いてシーズンを終えれば自信がつく」
37歳の未来の殿堂級QBがロースターにいるときにトレードアップして1巡目でQBを選択したのは、パッカーズマネジメント陣の決断であり、ラブの問題ではない。ロジャースがMVPに選ばれてもおかしくない活躍でそれに応じてみせたのも、ラブの落ち度ではない。いくつかの要素が相まって、これから数年がいったいどうなっていくのか周囲を悩ませる結果となっているのも、パッカーズがもたらした結末であって、ラブのせいではない。
22歳のラブにできるのは、ロジャースから知識を吸い上げ、いつ自分のナンバーが呼ばれてもいいように準備しておくことだ。
「アーロンを見て、彼が練習でどう対処するか、QBルームでどうふるまうかを見て、皆だいたいのところは分かるんだろうけど、彼は本当にスマートなやつさ。彼にとっては、当然だけどちょっと違う。俺はまだプレーブックを学んでいるところで、彼はもう知っているからね」
ラブの仕事はそのプレーブックを学び、出番に向けて備えておくことだ。この若きQBがどれだけ成長するかが、パッカーズとロジャースの未来を決める一つの要素になる。
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