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グッデルがバイデン大統領に書簡、全スタジアムをワクチン接種会場として提供

2021年02月06日(土) 23:51

ロジャー・グッデル【Perry Knotts via AP】

これまですでに7施設が提供されているが、NFLはリーグの残る全施設についても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種会場として提供する用意があることを連邦政府に伝えた。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルが現地5日(金)、ジョー・バイデン大統領に書簡を送り、以前にウイルス検査センターや選挙の投票会場として提供されてきた多くのスタジアムをワクチン接種の会場として利用することにより、ワクチンのより迅速な普及が可能になると申し出た。

アリゾナ・カーディナルス、アトランタ・ファルコンズ、ボルティモア・レイブンズ、カロライナ・パンサーズ、ヒューストン・テキサンズ、マイアミ・ドルフィンズとニューイングランド・ペイトリオッツの7つのクラブがすでにホームスタジアムをワクチン用の会場として使用している。

書簡には次のように書かれていた。

「今週日曜日のスーパーボウルで、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は国中から7,500人のワクチン接種済み医療従事者を歓迎する名誉にあずかる。その英雄的サービスへの感謝として、彼らはわれわれのゲストとして参加することになり、パンデミックからの回復を目指すこの国で、ワクチン接種の重要性をハイライトする。

われわれの努力はそこで止まらない。NFLとその32のメンバークラブは自分たちのコミュニティー内においてワクチンが広く接種可能になるよう、自分たちの役割を果たすことを誓う。そのために、各NFLチームは地域、州、そして連邦防疫官と連携して、一般市民のワクチン集団接種のために自分たちのスタジアムを利用できるようにする。これは現在、7つのNFLスタジアムですでに実施されている活動だ。われわれはその努力を国全体のスタジアムにおいてより効果的に拡大することができる。なぜなら、過去数カ月の間に多くのクラブが施設をCOVID-19の検査センターや投票所として提供してきたためだ。

この努力を促進するため、そちらの陣営および州や地元政府のパートナーたちとさらなる議論ができることを期待している。あなたのリーダーシップに感謝するとともに、あなたの公衆衛生活動をNFLにアシストさせていただけることをありがたく思う」

先月就任したバイデン大統領は政権発足から100日以内に1億人にワクチンを受けさせるという目標を掲げている。

本記事は『Associated Press(AP通信)』の協力を得て作成した。

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