現役を続けるとバッカニアーズTEグロンコウスキー
2021年02月08日(月) 15:54ロブ・グロンコウスキーは相棒のトム・ブレイディと共に南へ飛び立つために引退から復帰した。
もう一度――タンパベイ・バッカニアーズでは初めての――スーパーボウル制覇を共に遂げた後、タイトエンド(TE)グロンコウスキーが再び自由な引退生活へと足早に戻ることはないようだ。クオーターバック(QB)ブレイディとのコンビは、今現役から身を引くわけにはいかないほどうまくいっている。
『Washington Post(ワシントン・ポスト)』によれば、グロンコウスキーは「引退はしない。俺はフリーエージェントさ。でも、きっとここに戻ってくる」と話したという。
グロンコウスキーは第55回スーパーボウルでキャッチ6回、67ヤードを記録。その中には8ヤードと17ヤードのタッチダウンパスが含まれている。この2回のタッチダウンはバッカニアーズのこの夜最初の2得点であり、第2クオーターの中盤にチームは他の31チームにとっておなじみのコンビの手で14対3のリードを築いていた。
バッカニアーズがスーパーボウル優勝を遂げたことで、グロンコウスキーはキャリアに4つ目のロンバルディトロフィーを追加。これは歴代3位タイの回数になる。また、プレーオフの勝利としては16勝目であり、これはTEにおけるNFL記録にあたる。
ブレイディとグロンコウスキーが加わったバッカニアーズは、信じられないほどの立て直しを実現した。2019年に7勝9敗だったチームが、2020年には11勝5敗でスーパーボウル制覇まで果たしている。前年の勝率が5割を切りながらもスーパーボウル優勝を遂げたチームは今年のバッカニアーズが5つ目になる。その5チームのうち、2チームにブレイディがいた。
今回の勝利は特別だったとグロンコウスキーは言う。
ブレイディと共に南へ移り、今回の勝利を遂げたことについて、グロンコウスキーは「楽勝さ。スポーツの歴史上、最高の偉業の一つだ」と『The Athletic(ジ・アスレチック)』に語った。
31歳のグロンコウスキーは、すでに引退生活がどのようなものかを知っている。コマーシャルの出演、マイアミビーチでパーティをして過ごすスーパーボウルウイークエンド、WWE 24/7のチャンピオンベルト・・・。それでもグロンコウスキーは今、ブレイディやヘッドコーチ(HC)のブルース・エリアンス、そして他のチームメイトたちと共に戦いの場に戻ってくる態勢を整えている。
2021年のタンパベイのテーマはすでに明白だ。“連覇”。それができるかどうかは、1年後に分かるだろう。
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