長年幹部を務めたテキサンズ社長のルーツが辞任
2021年02月11日(木) 19:37ヒューストン・テキサンズがまた1人、組織の上級メンバーを失った。
テキサンズの社長、ジェイミー・ルーツが現地10日(水)付で辞任したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
チームもこれを事実だと認めている。
「在任中のテキサンズフランチャイズに対するジェイミーの多大なる貢献に心より感謝する。彼の新たな冒険における成功を楽しみにしている」とテキサンズオーナーのキャル・マクネアは声明の中で述べた。「われわれはこの礎を基にして、チャンピオンシップで勝ち、ファンの記憶に残る経験を生み出し、ヒューストンにとって素晴らしいことをするために、大胆かつ確固としたコミットメントによって前に進んでいく」
両者が別離に至ったのはルーツが新たな機会を求めたためだとラポポートは付け加えた。ニュースを知らせるプレスリリースでテキサンズはルーツが“ライター、講演者、コンサルタント、ヒューストン大学教授としての興味を追求する”つもりだと述べている。
「ビジネスの観点から、この組織は素晴らしい場所だと思う」とルーツは『The Houston Chronicle(ザ・ヒューストン・クロニクル)』のジョン・マクレーンに語った。「素晴らしいリーダーシップを持ったチームだ。自分が何か違うことをするのに今が適切な時だと考えた」
「私はまだ十分に若い。新しい何かを創るための新しい機会を見つけたいと思う」
故オーナーのボブ・マクネアに雇われた54歳のルーツは主にクラブのビジネス面と経営面を監督してテキサンズと20年を共にした。
しばらく前から退任について考えていたとルーツはマクレーンに述べている。
「キャルのことは兄のように慕っている」とルーツは言う。「この考え(辞任)は新しいものではない。ボブの体調が悪くなり始めた時、組織にとって今は安定が重要な時期だと考えた。ボブが他界した時は、キャルのためにここにいることが私の義務だと感じた」
ルーツの離脱はここ数カ月の組織内で起きた最新の変化だ。彼らは新ジェネラルマネジャー(GM)ニック・カセリオやヘッドコーチ(HC)デビッド・カリーの雇用を決めている。テキサンズはまた人気のあったコミュニケーション部門責任者のエイミー・パルシックを解雇している。さらに最近では、組織内のターンオーバーの一環として、人々に好かれていた設備マネジャーのマイク・パーソンズと、フットボール管理部門ディレクターのケビン・クラシチョビッチュの解雇を決めた。
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