レイダースが新リーグイヤー開始時にWRウイリアムスをリリースへ
2021年02月12日(金) 13:12ワイドレシーバー(WR)タイレル・ウイリアムスのレイダースとの歩みは2年で終わりになりそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによれば、ラスベガス・レイダースは3月に新リーグイヤーがスタートした際にウイリアムスをリリースする計画だという。
手術を要した肩の負傷によって、ウイリアムスは2020年にプレーしていない。シルバーとブラックを身に着けて戦ったのはわずか1シーズンという状態で、ウイリアムスはチームを去ることになる。2019年は良いシーズンを送り、キャッチ42回、651ヤード、タッチダウン6回を記録。レイダースは活躍するウイリアムスの傍らにもう一人のレシーバーを強く必要としていた。
その助けは2020年のドラフトで見いだされる。レイダースが1巡目でヘンリー・ラッグス三世を指名したのだ。しかし、ウイリアムスの負傷により、ラッグス三世とのコンビは実現しなかった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響により、2021年のサラリーキャップは1億7,500万ドル(約183億4,000万円)から1億8,500万ドル(約193億9,000万円)ほどになることが見込まれる。これはレイダースが最初にウイリアムスと契約したパンデミック前に想定されていた金額に比べて大幅に低い額だ。ウイリアムスと同様の契約を持つベテランをリリースしてキャップスペースを整えようとする動きが、各チームに予測される。ウイリアムスは1,160万ドル(約12億2,000万円)というレイダースの2021年のロースターにおいて5番目に大きいキャップナンバーを有しており、ウイリアムスをリリースすることでチームはそのうちの100万ドルを除くすべてを節約することができる。
現地12日(金)に29歳になるウイリアムスには、ナンバー2レシーバーを探すチームにオファーできるものがあるだろう。レイダースに来た時のような契約は現状では難しいだろうが、このオフシーズン中にどこかに新たな居場所を見つけることは十分に予想される。
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