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ワクチン接種会場としての施設の提供は「われわれの義務」と49ers社長

2021年02月13日(土) 22:11

リーバイス・スタジアム【AP Photo/Jeff Chiu】

サンフランシスコ49ersとサンタ・クララ郡は協力してリーバイス・スタジアムをカリフォルニア最大のワクチン接種会場として利用できるようにした。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種会場は今週オープンし、これから数週間、数カ月にわたって活用される。49ersのアル・グイド社長が現地12日(金)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の『NFL NOW(NFLナウ)』に出演し、ワクチン接種を支援するチームの努力について語った。

「フランクに言うと、取り組みを始めたのは2カ月ほど前だ」とグイドは述べた。「数日前にオープンすることができた。今は1日に1,000回強(のワクチン)を打っている。われわれの施設――自分たちのものだけでなく全てのNFLスタジアム――の素晴らしいところは、人々にワクチンを打つ場所として200万平方フィートの広さが確保できることだ。1日1万5,000人の受け入れが可能になると考えており、カリフォルニアで最大の会場となる。正直なところ、他の会場と同じくわれわれも供給を待っている状態だ。しかし、これまでのところはうまくいっている。サンタ・クララ郡保健局と組んでやり遂げられたことを本当に誇りに思う」

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは5日(金)にジョー・バイデン大統領宛てに書簡を送り、全てのリーグスタジアムをワクチン接種会場として提供することを申し出ていた。

49ersと残りのNFLも地元コミュニティーの助けになれることを誇りにしているとグイドは言う。

「われわれは自分たちのコミュニティーの構造の一部なんだ」と彼は述べた。「私はいつも言っているが、木曜日、日曜日と月曜日の活動がわれわれの全てではない。われわれはここで生活している。ここで買い物をする。子どもたちを学校に通わせている。だからフランクに言うと、コミュニティーにお返しをし、施設を使ってこの先の人々の健康と安全を確実にすることはわれわれの義務なんだ」

リーバイス・スタジアムのような大きな施設を使って、数カ月の内にワクチンの接種回数を増やせば増やすほど、ファンが2021年にスタンドで試合を観戦できる可能性は増えるとグイドは付け加えている。

「常態に戻るための最初の一歩は人々の腕に注射を打つことだ。われわれサンフランシスコ49ersやリーバイス・スタジアムがその努力を支援できるなら、素晴らしい」とグイドは述べた。「これからもっと貢献できることを願うよ。建物の他の部分を開放することもできるし、供給のスピードがもっと早まれば、打てる回数も増える」

「今の目標は人々の腕に注射を打ち、彼らを安全に保つことだ。命を救おうではないか。この郡だけでなく国中でそうしよう。もう一度リーバイス・スタジアムでサンフランシスコ49ersがプレーする姿を人々に見てもらえるように。それが1日も欠かすことのないわれわれ全員の願いだよ」

【M】