Cパウンシーの引退に気持ちの整理中だとスティーラーズQBロスリスバーガー
2021年02月15日(月) 11:54先週、NFLはパウンシー兄弟に別れを告げた。双子の決断は、クオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーとピッツバーグ・スティーラーズにとって一つの時代の終わりを意味している。
11年にわたってチームメイトだったロスリスバーガーとモーキス・パウンシーの固い絆を考えれば、ある日2人がそろって引退を決断することが予想されていた。しかし、ベテランセンター(C)のモーキスが新たな世界に向けて旅立つ一方、スティーラーズとベテランQBは来るシーズンにとって何がベストかを今も考えている。
これまでに予期されているようにビッグベンが新たなシーズンに戻ってくるとすれば、大事な相棒がいない状態でキャリアを継続するのは厳しい現実になるだろう。『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』のゲリー・デュラックによれば、ロスリスバーガーは現地12日(金)にこう話している。
「これまで一緒にいた中で彼が最高のチームメイトで、最高のライバルだとはあまり言いたくないけれど、結局のところそうなんだ。彼はこれまでで最高のチームメイトで、ライバルだ。他の誰かを軽んじているわけじゃないが」
2020年のスティーラーズは近年でベストのシーズンを送り、14勝2敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区優勝を遂げた。ポストシーズンに向けて高い期待を抱いていたスティーラーズだったが、早い段階でクリーブランド・ブラウンズに敗北を喫している。おそらく、それぞれの道の終わりが近いことを感じていたであろうロスリスバーガーとパウンシーは、ワイルドカードで脱落した際、ベンチで心を通わせていた。
パウンシーの引退について「今も気持ちを整理している」と話したロスリスバーガーは、2人が共有していた関係はあらゆるアスリートのペアの中でも最も強いものの一つだと説明している。
「長い間1人のCとプレーしてきたQBたちに、2人の間がどれだけ密接だったか聞いてみたいね。間違いなく、親友の一人だと言うはずさ」
「何かが違うんだ。QBとCの関係は、スポーツの他のどの関係とも違う。前にいるやつと持ちたいと思っている関係やコミュニケーションという部分では、本当に他の何よりも彼が必要。Cというポジションがものすごく特別なのはそういうわけだ」
キャリア17年のベテランにしてみれば、新たな状況に合わせるのはこれまでにもやってきたことだ。だが、ロスリスバーガーとオフェンシブラインが2021年に新しいCとどう協調していくは興味深い。
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