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プレーオフでの活躍前はカット寸前だったバッカニアーズRBフォーネット

2021年02月16日(火) 09:14

タンパベイ・バッカニアーズのレナード・フォーネット【AP Photo/David J. Phillip】

プレーオフ・レニーはもう少しで見られないところだった。

タンパベイ・バッカニアーズのランニングバック(RB)レナード・フォーネットはプレーオフでかなり大きな役割を果たし、バッカニアーズがスーパーボウルでの勝利に届くのを手助けした。ヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスによれば、フォーネットはもう少しでポストシーズンにはいないところだったという。

デビューからの3シーズンをほぼ主力選手として過ごしたジャクソンビル・ジャガーズからリリースされた後、フォーネットはタンパに次の舞台を見いだし、バックフィールドでロナルド・ジョーンズ二世とスナップをシェアしてきた。レギュラーシーズンの大部分でジョーンズ二世の方が優れたパフォーマンスを見せている。シーズン最初の12週でフォーネットはランのアテンプトが69回で271ヤード、タッチダウン3回のほか、キャッチ28回で171ヤードを記録した。

フォーネットは自身の役割や、ミネソタ・バイキングスに勝利した第14週の試合――スーパーボウルまでの8連勝の始まり――でインアクティブだったことに不満を抱いていた。試合の翌日、エリアンスHCはフォーネットと選択肢について率直に話し合う。この状況とうまく折り合いをつけるか、共に進んでいくかを問うたのだ。

エリアンスHCは『Tampa Bay Times(タンパべイ・タイムズ)』のリック・ストラウドに「私は“これが君の状況だ。すぐさま変えることもできる”と言った」と語っている。

「“だが、これが君の状況だ。受け入れるか、カットしてくれと言うかだ”と言ったんだ。“どうしたい? 君のいるここはとても特別なチームだ。それは感じていると思う。どうなるか見届けるために、耐えられるかやってみないか”と。そして、彼はそうした。私は彼をとても誇りに思う」

あとはプレーオフの歴史が示す通りだ。

そこから2週間でジョーンズ二世がリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストに置かれた際、フォーネットは自らの力を示す。ポストシーズン前にジョーンズ二世が大腿四頭筋を負傷したことを受け、プレーオフ・レニーの前にはさらに大きく扉が開かれた。この機会を活用したフォーネットはプレーオフの4試合でラン64回、300ヤード、タッチダウン3回をマークしており、その中にはスーパーボウルでの89ヤードのランとタッチダウン1回が含まれる。18回のキャッチでも148ヤードとタッチダウン1回をつけ加える活躍だった。

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