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QBブレイディは違うやり方でも勝てると証明するために来たとエリアンスHC

2021年02月17日(水) 09:33


タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスとトム・ブレイディ【Ben Liebenberg via AP】

タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディが手にした7つ目のスーパボウルリングは、これまでに獲得してきた6つとは少し違っている。このリングは、タンパベイにやってきた最初のシーズンでブレイディがチームを約束の地に導くという偉業によって獲得されたものなのだ。

TB12のニューイングランド・ペイトリオッツ離脱にはさまざまな理由があった。それについては過去11か月にわたってさまざまに掘り下げられてきた。バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)であるブルース・エリアンスは先週、『Inside the NFL(インサイドNFL)』のインタビューの中で、答えはシンプルだと語っている。すなわち、ブレイディはニューイングランドとは“別の方法”で勝てることを示したかったのだと。

『JoeBucsFan.com』によれば、エリアンスHCは「彼の競争心がとても強いため、そうしたくなったのだろう。彼は人々に示したかった。私はビル・ベリチックについて悪いことは一切言っていない。私がそうしていると皆が言おうとしているのは分かっている。彼の記録そのものが物語っているというのに。彼はおそらく、これまでで最も優れたHCの一人だ。だが、(ブレイディは)他のやり方に挑戦したかったのだ」と話したという。

ブレイディはビル・ベリチックや“ペイトリオッツ流”がない状態でも勝つことを望んだ。それは驚きではない。43歳のQBは元HCとニューイングランドでの20年の経験については、称賛しか口にしたことがない。しかしながら、自己のモチベーションの問題として、ブレイディは自分を駆り立てるために、史上最高のHCがいなくては勝つことができないという見方を逆手に取った。

今、ブレイディは2020年が偶然ではなかったことを証明しようと、モチベーションを高めているだろう。

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