9月から長期契約について話し合っていないベアーズとWRロビンソン
2021年02月17日(水) 11:16ワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンはシカゴ・ベアーズ、もしくは他の場所での未来についてはすべてが検討対象になると繰り返し語っている。
先週、『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』のインタビューの中で、ロビンソンはチームとのコミュニケーション経路は開かれているものの、ここしばらくは対話が持たれていないと明かしていた。
“しばらく”とは、どうやら数カ月ほどの期間を差すようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地16日(火)、長期契約についてはベアーズとロビンソンの間で9月以来話し合われていないと『NFL NOW(NFLナウ)』で話している。
「確実に(フランチャイズ)タグを使うことになりそうだ」とペリセロは指摘し、「その中でベアーズが契約延長に努めるのか、ロビンソンがタグでプレーするのか、もしくはタグをつけた上でトレードするシナリオもあり得る」と続けた。
ロビンソンは過去2シーズンにベアーズでそれぞれ1,147ヤードと1,250ヤードを稼ぎ、タッチダウンは計13回を記録した。
昨シーズンはベアーズのトータルパッシングヤードである3,925ヤードのうちの1,250ヤードをロビンソンが稼いだ。これは全体の31%以上にあたる。ロビンソンがいなければ、ベアーズのパスオフェンスがリーグ最下位だったと言っても過言ではない。
どんなカバレッジであってもオープンになり、アウトサイドでもミドルでも競り勝てる信頼性の高い武器であるロビンソンには、報酬アップがふさわしい。そして、シカゴではまだそれが実現していない。
ロビンソンは先週木曜日に、シリウスXM NFLラジオに対して「今の段階で、俺はテーブルに乗っているすべてのことに対してオープンだ。フリーエージェントなんかについては、これから数週間でどうなるのかまったく分からないけれど、今日の時点ではすべてがあり得る」とコメントした。
フランチャイズタグ期間は2月23日(月)に始まり、3月9日(火)まで続く。契約延長の話し合いが迅速に進まなければ、ロビンソンがこの期間にタグをつけられる可能性が高いだろう。
タグ付けが見込まれるレシーバーはロビンソンだけではない。
3月9日までに長期契約に至らなければ、タンパベイ・バッカニアーズのクリス・ゴッドウィンもタグをつけられることが予想される。
他の有名レシーバーで言えば、ケニー・ゴラデイ、ジュジュ・スミス・シュスター、ウィル・フラーらが、チームがフランチャイズタグを活用しなければフリーエージェント(FA)になる。
フランチャイズタグの金額はまだ定まっていない2021年のサラリーキャップに基づいて計算される。現在の見通しからすると、WRに対するテンダーは1,600万ドル(約17億円)から1,700万ドル(約18億円)になると予想されている。
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