新しいチーム、新たな街へと向かうカーソン・ウェンツは番号も新しいものを背負うことになりそうだ。

ノースダコタ州立大学時代に続き、5シーズンを過ごしたフィラデルフィア・イーグルスでも11番を背負ってきた。先ごろ明かされたトレードにより、インディアナポリス・コルツに移籍することになったウェンツだが、すでにコルツで11番を使用している選手から番号を奪うことはしないようだ。

現地22日（月）、『NFL Network（NFLネットワーク）』の『Good Morning Football（グッドモーニング・フットボール）』に出演したワイドレシーバー（WR）マイケル・ピットマンJr.は、今後も11番を使用するつもりであることをウェンツに伝えたと明かした。

「一報が伝えられてから2時間後くらいかな、彼からテキストがきて（番号について）どう思うかと聞いてきたから、俺はこのままいくつもりだと伝えたんだ。そうしたら、彼はいいねって言ってくれたし、自分が番号を変えるつもりだとも言っていた。簡単なことさ。気楽な感じだったから、良かったよ」と明かしたピットマン。

2年目を迎えるピットマンは番号を維持することに関して率直だった。通常、より注目度の高い選手が若手のチームメイトから番号を手に入れることが多いが、ピットマンは『TMZ』に「取り引きする必要はないと思う」とも語っている。

ウェンツの明らかな黙認は彼があらゆるレベルでフレッシュなスタートを切る覚悟であることを強調している。

11番を身につけて強力なルーキーイヤーを戦ったピットマンは8試合の先発を含む13試合に出場して503ヤード、1タッチダウンを記録。ランアフターキャッチのスキルに優れ、ランでは堅実なルートを取る若手レシーバーは2年目の飛躍に向けて準備を整えているようだ。

フィリップ・リバースとプレーした1年目を終え、ピットマンはウェンツと新たな戦いに挑むことを楽しみにしているという。

「若くて、腕も強く、実力も実証されていて、チームをスーパーボウルに導いたことのある人を確保できたからそれは最高だと思う。だから、彼は俺たちにとって最高だと言えるんじゃないかな」

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