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FAを前に先のことは何も決まっていないとカーディナルスRBドレイク

2021年02月24日(水) 12:48

アリゾナ・カーディナルスのケンヤン・ドレイク【AP Photo/Ross D. Franklin】

ランニングバック(RB)ケンヤン・ドレイクはランの面で最も実りあるシーズンを送り、955ヤードとタッチダウン10回を記録した。1,000ヤードという目標まではあと一歩だった。

アリゾナ・カーディナルスでの最初のフルシーズンである2020年をトランジションタグでプレーしたドレイクは、現地23日(火)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)”で、保留になっていたフリーエージェンシー(FA)が今回はどういった道につながるのか自分でも分からないと話している。

「このリーグにいて、自分の今のポジションにいられること自体がありがたいことだ。チームと一緒に、俺たちが一番合うと思う相手と熟考するような道はいくつかあると思う。でも、今はすべてが決まっていない感じだ。どこかのチームがプレーを続行し、チームの勝利を助け、バックフィールドで万能なプレーメーカーとして活躍するチャンスを与えてくれたらありがたい。今年は自分の目標である1,000ヤードに届かなかった。オフェンスラインと他のすべてのメンバーが俺をそこに届かせようと頑張ってくれたのにな。でも、3年連続でラッシングとレシービングで1,000ヤードを超えているから、とにかく毎年良くなろうと努力し続けることだ」

マイアミ・ドルフィンズで3年半にわたって補足的な役割を担った後、ドレイクはクリフ・キングズベリーヘッドコーチ(HC)率いるカーディナルス攻撃陣において、先発21試合を含む23試合でより大きな役割を果たしてきた。この期間にドレイクは1,598ラッシングヤード、ラッシングによるタッチダウン18回、308レシービングヤードを記録。キャリアで最初の重用期間において、ドレイクはパスキャッチャーではなくランナーとして起用されてきた。

バックフィールドの仲間であるチェイス・エドモンズはアリゾナに残る。カーディナルスにはより安価な選手にペアを組ませ、ドレイクを放出する可能性があるだろう。

アリゾナに戻る可能性について問われた際、27歳のRBはあいまいな言葉を残している。

「自分のチームのことはよく分かっている。その点からすれば、彼らは俺を最高のポジションに置いておくためにとてもまじめにやってくれている」とドレイクは言う。

「今、一番集中しているのはワークアウトだ。動くのはそのときになってからさ。今のところはそれほど話し合っていない。リーグとチームがキャップ関連の話をまとめようとしているのは知っている。だから、もう言ったように、動くのはそのときが来てからだ。今のところは1,000ヤードに届くために、いい形でこのオフシーズンを始めることに集中している」

キャリア初の1,000ラッシングヤード達成という目標に再び触れたドレイク。そのためにはまず、目標を実現するためのキャリーの機会を十分に与えてくれるチームを見つけなければならない。

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