QBワトソンのトレードを拒み続けるテキサンズ
2021年02月26日(金) 10:272月が終わりに近づき、3月17日(水)の新リーグイヤー開始が迫っている今、ヒューストン・テキサンズがスーパースターのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンのトレードを拒否している姿勢は変わらない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地25日(木)に報じたところによれば、テキサンズは他チームとワトソンのトレードについて話し合うことを引き続き忌避しているという。
いくつかのチームはトレードのオファーについて留守電メッセージを入れるしかなかったとペリセロはつけ加えた。
テキサンズがフランチャイズQBを維持しようとする中、新人ヘッドコーチ(HC)のデビッド・カリーが最近になってワトソンと対話したものの、直接での対面はまだだとペリセロは報じている。
また、NFLネットワークのイアン・ラポポートはカリーとのミーティングによってトレードを希望するワトソンのスタンスに変化が生じることはなかったと報道。したがって、現時点では終わりの見えない行き詰まりになっており、ラポポートはテキサンズがフリーエージェンシーの開始や2021年NFLドラフトのいずれも、何らかの期限としては考えていないとつけ加えた。
「とどのつまり、これは非常に長く続くことになりそうだ」とラポポートは述べている。
新ジェネラルマネジャー(GM)のニック・カセリオを含むテキサンズの運営体制下でのワトソンの不安に関するうわさが数週間にわたって取りざたされたのち、9月に4年1億5,600万ドル(約165億7,000万円)の延長契約を結んでいたワトソンは、1月の終わりにトレードの希望を明らかにしていた。
それから間もなくしてカリーが新HCに就任し、その紹介の場として開かれた記者会見でカセリオがチームには3度のプロボウラーをトレードに出す意向は“まったくない”と述べている。
それでも、QBの状況の変動がいつも以上に激しいこのオフシーズンに、ワトソンについての問い合わせの電話は鳴り続けるだろう。たとえ、それに応じるのが留守電でしかなくとも。
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