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J.J.ワットがカーディナルスと2年契約

2021年03月02日(火) 02:59

ヒューストン・テキサンズのJ.J.ワット【Cooper Neill via AP】

J.J.ワットが次なるホームを見つけた。

数週間にわたってさまざまな憶測が伝えられていたが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地1日(月)、ベテランディフェンシブエンド(DE)ワットがアリゾナ・カーディナルスと契約したと報道。

ラポポートによれば、カーディナルスはワットに保証額2,300万ドル(約24億5,600万円)の2年3,100万ドル(約33億1,000万円)を提示したという。

その後、ワット自身が『Twitter(ツイッター)』を通じてカーディナルス入りを公表しており、「情報源:自分」とのメッセージを添えてカーディナルスのTシャツをまとった姿を披露している。

ワットがカーディナルスに魅了されたのには多くの異なる理由が考えられる。まずはおよそ1年前にカーディナルスにトレードされた元チームメイト、ワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスの存在だ。もしかすると、素晴らしい生産性を誇るエッジラッシャーのチャンドラー・ジョーンズとコンビを組めば悪夢のようなデュオになると想像して驚いたかもしれない。ジョーンズ(97回)とワット(95.5回)のキャリア通算サック数を合わせると、200まであと一歩だ。

あるいは、金額が物を言った可能性もある。契約の時点で2,300万ドルが手に入り、3,100万ドルを得られるとなれば超高額の報酬を受け取ることになる。2020年シーズンは途中で勢いを失ってポストシーズンに届かなかったものの、いくつかの重要な補強と改善によってカーディナルスは高い壁を突破できるかもしれない。

クオーターバック(QB)にカイラ・マレーを擁し、ホプキンスや将来を有望視されるディフェンスの一角、ヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーの存在に加えて、フェニックス地方がもたらす素晴らしい気候もある。さらに言えば、キングスベリーの自宅を見たことのある人はお気づきだろうが、不動産事情もワットにはうってつけかもしれない。

理由はどうあれ、ワットを獲得したカーディナルスにとっては残りのオフシーズンを2021年に向けて集中するのみだ。

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