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“兄貴”であるDTドナルドこそ最高の選手とラムズCBラムジー

2021年03月05日(金) 15:56


シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフとロサンゼルス・ラムズのジャレン・ラムジー【AP Photo/Ashley Landis】

2020年をリーグでナンバー1の守備陣を擁する形で終えたロサンゼルス・ラムズには、それぞれのポジションでトップクラスの2人の名選手がいる。コーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーとディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドだ。

自信もスキルもあるラムジーだが、ポッドキャスト“Huddle & Flow(ハドル・アンド・フロー)”に出演した際にすぐに『NFL Network(NFLネットワーク)』のジム・トロッターとスティーブ・ワイチに語ったのは、ドナルドがラムズ守備陣を率いる力であるのはほぼ間違いなく、NFLで最高の選手だということもまた間違いないということだった。

「だけど、間違いなくリーダーはA.D.だ」とラムジーは言う。

「ときどき、俺の方が主張でき、力があると見られることがあるのは知っている。でも、A.D.が俺をリードしているんだ。だから、ジャレンが彼らをああしたとかこうしたとか、そう思ったとしても、違う。A.D.さ。間違いなくA.D.だ。彼は兄貴みたいなもので、A.D.をがっかりさせるわけにはいかない。俺はそこをステップアップしていかなきゃならない。個人的に、そう感じてるんだ」

ラムジーは2020年に4度目のプロボウル選出を果たし、オールプロにも2度目の指名を受けている。一方のドナルドは3度目のAP通信NFL年間最優秀守備選手賞を受けた。ドナルドの受賞については、この賞はピッツバーグ・スティーラーズのアウトサイドラインバッカー(OLB)であるT.J.ワットに贈られるべきとして批判する者もいた。

ラムジーに言わせれば、それはばかげた考えだという。

「本当に正気を疑うよ。今年に彼がまた守備選手賞を受けた後、一部で大騒ぎしている人がいたのは知っている。俺は“おい、マジかよ?”って感じだった」とラムジーは話した。

「彼はこういう数字をDタックルとしてやっていて、ときには動きまわっている。彼が試合に与える影響はクレイジー。俺たちは最も価値のある選手を見ているんであって、実際にそれが意味するのは、この男がこのチームにとってどれだけ価値があるかってことさ。彼をこのチームから外したときに、チームとしての価値っていうのはどこにいくだろうな?」

「そして、どこでもいいからNFLのチームにA.D.がいれば、そこのDラインは自動的にトップ5のDラインになる。多分、自動的にトップ3のDラインかな」

議論の元になっていたのは、ワットが残した数字の方が優れているという点だったが、ラムジーや他の多くの人間の目――投票者の多くを含め――からすれば、ドナルドが試合に与えるインパクトとチームにとっての価値は、他のすべての守備選手を上回る。ラムジーは攻守のいずれを問わず、その影響力とスキルによってドナルドがNFLのすべての選手の上に立つと考えている。

「彼みたいなやつを見たことがない。俺の意見では、彼はNFLのベストプレーヤーだ」とラムジーは話した。

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