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ブレイディのNFLルーキーカードが過去最高額の1億4,000万円で落札

2021年03月07日(日) 23:52

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Gregory Bull】

7度目のスーパーボウル制覇によって、トム・ブレイディの伝説はさらに増すばかりだ。それに伴い、関連グッズの価値も急上昇している。

『PWCC Marketplace(PWCCマーケットプレース)』によると、サイン入りのブレイディのルーキーカードが132万ドル(約1億4,000万円)という値段で落札されたという。フットボールカード1枚の値段としては過去最高額を塗り替えている。

ブレイディのカードは、ニューイングランド・ペイトリオッツのユニホームを着た初めてのNFLシーズン(2000年)のもので、一緒に彼の基本情報を記載したチケットの半券風の用紙が封入されているユニークな仕様となっている。PWCCによるとカードは100枚しか存在しないものの1つだといい、保存状態のグレードは10点中8点、サインのクオリティーには満点が付けられており、その価値を一気に跳ね上げた。

トレーディングカードという趣味がソーシャルメディアを通じて拡散されるようになったおかげで、このところカード市場は活気を取り戻している。そんな中でのブレイディカードの登場に愛好家たちは目を輝かせた。

2021年にその価値が最高潮まで高まっているブレイディは、43歳という成熟しきった年齢でありながらも、契約を延長するのではないかと一部でうわさされるほどだ。彼は5,000万ドル(約54億2,000万円)で2年間の契約を結んでおり、その最終年を迎えようとしているが、契約延長にサインすることでキャップヒットを引き下げ、タンパベイ・バッカニアーズを助けることができる。

スーパーボウルでMVPに輝いたブレイディはまだまだ年齢による衰えを大きく感じさせてはいない。2020年のパスコンプリート率は65.7で4,633ヤードを獲得し、タッチダウン/インターセプト比率は40対12。シーズン終盤に向けてチームを盛り上げ、最終的に第55回スーパーボウルでカンザスシティ・チーフスに圧勝した。

バッカニアーズがタイトルを取ったチームを維持するためには若干の努力が必要になるが、ブレイディが2021年もそこにいることは間違いない。カードトレーダーたちは彼のプレーがこの先も自分たちのコレクションの価値を高めてくれると期待していい。

【M】