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複数のチームがイーグルスTEアーツのトレードに関心

2021年03月08日(月) 11:16

フィラデルフィア・イーグルスのザック・アーツ【AP Photo/Daniel Kucin Jr.】

次に動くフィラデルフィア・イーグルスの選手はタイトエンド(TE)ザック・アーツになるかもしれない。

複数のチームがアーツのトレードについてチームに問い合わせており、これから数日で契約がまとまる可能性があると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・シルバーが情報筋の話を元に伝えた。

イーグルスは先月、クオーターバック(QB)カーソン・ウェンツをインディアナポリス・コルツへトレードしており、アーツのトレード可能性はそれに続く動きとなっている。

30歳のアーツは2020年シーズンに11試合でキャッチ36回、335ヤード、タッチダウン1回をマーク。この数字はすべて、3度のプロボウラーであるアーツにとってキャリア最低にあたる。しかし、トレードの可能性が生じている理由は生産性の低下のみではない。

来るシーズンのサラリーキャップが完全に決定されたわけではないものの、イーグルスはその最大値を大きく超えると見られている。アーツの2021年のベースサラリーは825万ドル(約8億9,000万円)、キャップヒットは1,250万ドル(約13億6,000万円)となっており、デッドキャップは780万ドル(約8億5,000万円)を数える。

また、イーグルスはアーツの離脱にも対応できるだけの武器がある。NFLで3シーズンを過ごした元2巡目指名選手のTEダラス・ゴーダートがその真価を発揮し、2020年にはキャッチ46回、524ヤードを記録した。

新たにヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニを起用するなど、イーグルスにはオフシーズンに大きな変化が訪れており、アーツに対する補償を得ることがチームにとって理想的な選択なのかもしれない。一方、競争力のあるチームとのトレードが実現すれば、イーグルスでのアーツの8年間の実りある日々を終わらせる上で友好的な方法だと言えよう。

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