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「トゥアとの仕事にエキサイトしている」とドルフィンズHCフローレス

2021年03月12日(金) 14:40


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Chris O'Meara】

マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスは自らの責任として2020年に新クオーターバック(QB)と共に進んでいく道を選んだ。たとえ、その道が多少のでこぼこ道だったとしても。

フローレスHCは、今年はよりスムーズな道のりを望んでいるだろう。一方で、QBトゥア・タゴヴァイロアの2年目はまだ始まってすらいないが、ヒューストン・テキサンズから獲得した指名権で全体3位を有しているドルフィンズが、今回もトップ5でQBを取るのではないかとうわさされている。

ドルフィンズが全体5位でタゴヴァイロアを指名してから1年も経っていない。当時、タゴヴァイロアは股関節に負った大きなけがのリハビリを始めたばかりだった。ルーキーシーズンの半ばにフローレスHCによって実戦に投入されたとき、タゴヴァイロアは輝きを見せる一方、苦戦している様子もあった。

そういった状況は予測されたことだ。むしろ、ルーキーQBにそういったことが起こらなければ驚きだろう。フローレスHCはまた、タゴヴァイロアが初めてのNFLシーズンに向けて通常通りの準備ができなかったことも分かっていた。さまざまなうわさについては把握しながらも、フローレスHCはタゴヴァイロアに集中し続けており、2年目には飛躍を果たすと考えている。

QBポジションをめぐるうわさへのリアクションについて問われたフローレスHCは「私のリアクションは、トゥアとの仕事にエキサイトしているということだ」と答えた。

「それが私の関心のあるところであり、私が心を躍らせているところだ。前にも言ったように、彼は才能あるプレーヤーだ。われわれはここで、すべてのポジションの選手たちの育成を信頼しており、オフシーズンやOTA、もっと多くの練習機会があれば、他の選手と同じように彼らも成長し、もっと良くなると思っている」

「彼も同じように考えていると思う。トゥアとは昨日ランチをとった。われわれは彼の家族について話した。そういった成長には関係性を築くことが大事だと考えている。彼はうまくやっているし、自信もある。私も彼を信じているし、このオフシーズンを楽しみにしているよ」

また、フローレスHCはQBライアン・フィッツパトリックについて、次のように語っている。

「彼が戻ってくればうれしいが、今年はキャップの見地からいって非常にユニークな年だ。これらの話し合いは流動的になる」

フィッツパトリックはオープンマーケットで十分な関心を集めるだろう。そして、ドルフィンズにはフィッツパトリックを再び招き入れるだけの余裕がないかもしれない。チームはより費用を抑える方法を必要としている可能性があり、そうなればタゴヴァイロアの肩にかかってくることになる。マイアミが求めるただ一人の男になれるかどうかは、タゴヴァイロア本人次第だ。

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