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テキサンズQBワトソンの性的暴行容疑についてNFLが調査へ

2021年03月19日(金) 17:22

ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/David J. Phillip】

現地18日(木)、NFLはヒューストン・テキサンズに対し、クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンに対して今週起こされた民事訴訟に関して、リーグの個人行動ポリシーに基づき、調査を実施すると通知した。

ワトソンは木曜日の朝、性的暴行のためにテキサス州ハリス郡で新たな民事訴訟を起こされている。

今週になってすでに2件の訴訟がワトソンに対して申し立てられており、昨年、彼は2人の別々の女性マッサージ師に対してわいせつ行為をしたとされている。

3件目の訴訟は、ワトソンが2020年12月に公認マッサージセラピストの施術中に性的行為を強要したという訴えだ。

訴状によると、ワトソンは『Instagram(インスタグラム)』を通じて原告にマッサージを頼みたいと連絡し、2020年12月28日(月)、ヒューストンエリアのオフィスビルの中で施術の予約がなされた。この日はホームでテキサンズ対シンシナティ・ベンガルズの試合が行われた翌日にあたる。原告側によると、ワトソンはマッサージのために服を脱ぎ、持参した小型タオルで尻を覆っただけの状態で、空いていたシートではなく、マッサージテーブルの上に横たわったという。そして彼は原告に“内股”、”大臀筋の内側”とハムストリングをマッサージするよう指示。原告はこの要求を聞き、不快感を覚え始めたという。

ワトソンは彼女にテーブルの前面に来るよう要求し、原告は次の部位のマッサージのためにあおむけになるよう指示した。訴えによれば、ワトソンは“そけい部の内側をマッサージするよう彼女に強要し始め”、道具ではなく、彼女の手を使うことを希望したとのことだ。さらに、ワトソンは原告に自身の陰部に重点を置くことを強要し、“彼の性器全体に彼女の手を滑らせるよう”強要し続けたとされる。原告は“脅威を感じ、恐ろしくなった”という。それからワトソンは彼女に性的行為を強要したと原告は訴えている。

テキサンズは18日の声明で、リーグの調査に協力する意向を示したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーは伝えた。

「NFLは本日、デショーン・ワトソンに対して起こされた民事訴訟の申し立てについて調査を行うことをわれわれに通知しました」とチームは述べた。「その間われわれはリーグ側と密接に連携します」

「ヒューストン・テキサンズに関わる全員が、この件と関連事項の全てについて深刻に受け止めています。NFLの調査結果が出るまでは、これ以上の声明を出す予定はありません」

18日の夜、1件目の訴訟のニュースが飛び込んできた後に、ワトソンはソーシャルメディアに次のような声明を出している。

「名前を売ろうとする原告の弁護士がソーシャルメディアへ投稿した結果として、最近、自分に対して起こされたとおぼしき訴訟について知った。まだ訴状を見てはいないが、一つ分かっていることがある。俺はあらゆる女性に対し、最大限の敬意あるふるまい以外したことがないということだ。原告の弁護士は金の問題ではないと主張しているが、訴訟を起こす前、彼は正当な理由もなく6ケタの示談を要求してきた。俺はこれをすぐに拒否した。彼とは異なり、俺にとってこれはお金の問題じゃない。自分の名前を晴らすことであり、そうすることを待ち望んでいる」

ワトソンは続く2件の訴訟については公にコメントしていない。

【M】