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「現時点で」QBミンシューのトレードは考えていないとジャガーズHCマイヤー

2021年03月20日(土) 00:08

ジャクソンビル・ジャガーズのガードナー・ミンシュー【NFL】

クオーターバック(QB)のガードナー・ミンシューを引き抜けないかと、チームたちはジャクソンビル・ジャガーズに接触しているかもしれない。しかし、新ヘッドコーチ(HC)のアーバン・マイヤーは、クラブがそれに応じていないと述べている――今はまだ。

現地19日(金)の朝、マイヤーは直球でジャクソンビルは元先発ミンシューのトレードを検討しているのかと問われた。

「現時点においては、ノーだ」とマイヤーは返答した。「現時点で、私はガードナーのことを少し知っている。彼は昨日来ていたんだ。いい訪問ができたよ。彼と時間を過ごしたのは2回目だった。まだ何もかもが私にとって新しい。1月や2月にQBの準備を整えるために、1日5、6時間、自分のQBたちと過ごすことには慣れているんだ。ただ、NFLではそれはできない」

「しかし、1位指名については多くの予想があり、それについて多くの話があるのは理解している。まだ何の決定もなされていない。ガードナーは、ジャクソンビルで非常に良い働きをしてくれた。彼は競争マニアであり、私は彼のそういうところをとても評価している。だから、まだ何も決まっていないんだ。長時間会ったのは昨日が初めてで、これから数週間にわたってそれを続けることになる」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは今週初め、ミンシューについての問い合わせが数件ジャガーズの元に届いていると伝えている。

「現時点で」というマイヤーの返答は、ドラフトが近づくにつれてミンシューのトレードがより現実的になるということを強調した。

ミンシューのルーキーシーズン中、ジャクソンビルでは“ミンシューマニア“旋風が巻き起こった。ところが、昨年の彼はクラブが他のオプションを試す間、ベンチでシーズンを終えている。

精度が高くつかまえにくいQBのミンシューはビッグアームを持っているわけではないが、予見性を持って投げることができ、穴だらけのオフェンシブラインの後ろでも仕事ができることを証明している。先発経験を考えれば、24歳の彼はバックアップとして確かな価値を持っている。もし、ジャガーズが年配のベテランとルーキーで進むことを選ぶなら、ミンシューを求めて問い合わせするチームはいくつかでは済まないだろう。

一方、ジャガーズの先発QB予想に関して、マイヤーは金曜日に『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に登場し、ドラフトで全体1位指名になると予想されるトレバー・ローレンスのスカウティングレポートを提供した。

「彼は多くの項目をクリアしている」とマイヤーは述べた。「私がずっと探していたナンバーワンのQBだよ。われわれは幸運だ。私のカレッジでのキャリアで一貫しているのは、うちには常に優れたQBがいたことだ。それぞれ見た目は違うかもしれない。プレーも違うかもしれない。だが、そのポジションにいる彼らなくしてチームは機能しない。彼の競争精神はナンバーワンだ。彼は競争者だよ。先発としての成績は34勝2敗だ。とてつもない競争者だ。こうした『Zoom(ズーム)』の対談で彼と話し、さまざまな宿題を出した。トレバーのことならもう知り尽くしているので、もうそれほどズームは必要ないくらいさ。彼とは素晴らしい会話ができた。それでこそナンバーワンだ。タフな男だよ。プレーオフで彼がオハイオ州立大学と対戦した時に、私はこの目でそれを見たんだ。1年前になるかな。彼の知性、フットボール知識、リーダーシップ、そして広がったオフェンスへの適応力。何でもできるのだからね。そういうエリアに関しては5点満点で5点だ」

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