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WRスミス・シュスターが1年契約でスティーラーズ残留

2021年03月20日(土) 04:49

ピッツバーグ・スティーラーズのジュジュ・スミス・シュスター【AP Photo/Keith Srakocic】

ジュジュ・スミス・シュスターが今シーズンもピッツバーグ・スティーラーズにとどまることになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のテイラー・ビシオッティは現地19日(金)、情報筋の話としてワイドレシーバー(WR)スミス・シュスターが1年契約でスティーラーズのもとに戻ると報道。スミス・シュスターは移籍よりも残留するために少ない契約を選択したようだ。

また、NFLネットワークのイアン・ラポポートも情報筋の話として今回の1年契約が800万ドル(約8億7,100万円)相当だと伝え、さらにカンザスシティ・チーフスやボルティモア・レイブンズから好条件のオファーがありながらも、スティーラーズ残留の道を選択したと付け加えている。

ビシオッティによれば、レイブンズは900万ドル(約9億8,000万円)に加えて400万ドル(約4億3,600万円)のインセンティブをオファーしたといい、チーフスは800万ドルにインセンティブ300万ドル(約3億2,700万円)だったという。

スミス・シュスターは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントを通じて「ここが俺のホームだ。ここから俺を連れ出したければ建物解体用の鉄球でも持って来い! ピッツバーグ、愛しているぜ、レッツゴー!」と、映画『Wolf of Wall Street(ウルフ・オブ・ウォールストリート)』でレオナルド・ディカプリオが発した有名なセリフを引用してつぶやいている。

スミス・シュスターはシーズンを通してチームに残りたいと主張してきたが、スティーラーズのサラリーキャップの状況を考えれば可能性は低いと見られていた。スミス・シュスター自身でさえもフリーエージェント解禁を前に、スティーラーズに自らを引き止める余裕がないことを理解している様子だった。

しかしながら、動きの鈍いワイドレシーバー市場で大型オファーは実現せず、スミス・シュスターは他の場所で仕切り直すよりも、2017年に2巡目指名で入団したチームにとどまる道を選んだ。

スミス・シュスターはまだ24歳、1年後には再び市場に出ることになり、その頃にはサラリーキャップも再び大きく上がることが予想されるため、1年後には長期契約を取りまとめられるだろう。

4年のキャリアを通してスミス・シュスターはレシーブ308回、3,726ヤード(1試合平均64.2ヤード)、キャッチあたり12.1ヤード、26回のタッチダウンレシーブを決めている。

スミス・シュスターは「ピッツバーグへの愛を伝えきれない。20歳の若造がやって来た瞬間から、みんなが俺を受け入れてくれた。本当にたくさんの愛にあふれている。大変なときも、うまくいっているときも、いつだって背中を押してくれる。ここを離れるなんて無理さ。今年の秋、ハインツで会おう! 大騒ぎしようぜ!」とも投稿した。

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