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テキサンズ、元プロボウル選出のRBリンゼイと3億5,000万円で1年契約へ

2021年03月20日(土) 21:03


デンバー・ブロンコスのフィリップ・リンゼイ【AP Photo/David Zalubowski】

フィリップ・リンゼイに新しいフットボールのホームができた。

元プロボウル選出のランニングバック(RB)はヒューストン・テキサンズと50万ドル(5,400万円)のインセンティブが付いた325万ドル(約3億5,000万円)の1年契約にサインしようとしていると『NFL Network(NFLネットワーク)』イアン・ラポポートが伝えている。リンゼイにとってこの転地は特に注目に値する。彼は生まれも育ちもコロラド州で、高校、大学、NFL最初の4シーズンに至るまで、ずっと1つの場所で過ごしてきた。

しかし、彼のデンバー・ブロンコスでの日々は、クラブが彼の制限付きフリーエージェント(RFA)のテンダーを取り消し、お互いに別々の道を進むことで同意した現地18日(木)に事実上終了した。

『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2021年のフリーエージェント(FA)トップ101で43位にランクインしているリンゼイは、興味深いRBルームに加わることになる。テキサンズは最近、契約の見直しによってデイビッド・ジョンソンを呼び戻し、続いてベテランのマーク・イングラムと契約した。全員合わせて5回のプロボウルに選ばれているトリオだ。年齢はリンゼイが26歳と圧倒的に若く、ジョンソンは29歳、イングラムは31歳だ。昨年は誰もキャリーが150回に到達しておらず、それは彼らが一緒にここにいる理由の一部でもある。

2年連続の1,000ヤード越えでキャリアをスタートさせたリンゼイの2020年シーズンは、第1週の爪先の捻挫によって軌道を外れてしまった。これで5試合を欠場すると同時に、ブロンコス先発RBの座をメルビン・ゴードンに明け渡すことになり、502ランヤード、レシーブ7回、タッチダウン1回と全てキャリア最低のシーズンとなった。

しかし、今はまだ元ドラフト外フリーエージェントを見放す時ではない。リンゼイはACL(前十字靱帯)断裂によって途中で終わった高校最終学年を含め、これまでのプレーを通して1つのチームにチャンスさえ与えられれば、結果を残せることを証明している。

唯一の違いは、今度はそれを別の州でしなくてはならないことだ。

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