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ライオンズが「再建中だとはまったく思わない」と新QBゴフ

2021年03月22日(月) 15:31


ジャレッド・ゴフ【AP Photo/Scott Eklund】

クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフはロサンゼルス・ラムズとの5シーズンで通算6回のプレーオフゲームで先発し、2018年にはラムズをスーパーボウルへと導いた。QBマシュー・スタッフォードとの大型トレードによりデトロイト・ライオンズに移ったゴフは、新たなキャリアを楽しみにしていると言う。また、ライオンズを再建中のチームだとは見なしていないようだ。

現地19日(金)に開かれた紹介記者会見で「これが再建だとはまったく思わない」とゴフは口にした。

ライオンズはこのオフシーズンにロースターを削り、以前の経営陣が犯した数多くの過ちを1つ1つ切り捨てようとしている。

ラムズ時代に元ヘッドコーチ(HC)ジェフ・フィッシャーの下で苦しいキャリアのスタートを切ったゴフは、NFLでチームがいかに早く復活できるかを知る。今季のライオンズにとって成功も失敗も大半はQBのプレーにかかっていると言える。ゴフは周りの才能を余すことなく引き出せるシグナルコーラーになれるのか。それともラムズの現HCショーン・マクベイに面倒な状況から守ってもらっていた落ち目のQBなのか。

ゴフとスタッフォードをトレードした際にラムズは1巡目指名権を2つもライオンズに渡した。これはゴフがチームを次のレベルに導いてくれるQBではないとラムズが認めたのも同然だと周囲は受け取っている。ラムズは高額な契約から抜け出すために高い代償を払った。

一方のゴフはラムズを悪く思ってはおらず、「再出発を試みるチームで」自分自身もフレッシュなスタートを切る準備ができていると述べた。

特筆すべきは、ライオンズの新ジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホルムズは、ラムズがゴフをドラフトした時のフロントオフィスの一員だったということだ。2021年の先発はゴフの予定だとホルムズGMは金曜日に話している。

トレードについてゴフは「がっかりしていたのは2分だけ。その後はここにいる人たちと話して、新鮮な空気を吸ったような気分だった」とコメント。

トレードされたことに腹を立てているわけではなく、それがモチベーションになっているとゴフはつけ加えた。

「多少なりとも反発したくなる気持ちが芽生えた。正直に言うと、“よし、やってやろうじゃないか”っていう気持ちにさせられたよ」と述べている。

一からやり直そうとしているチームでゴフは自分の実力を証明するチャンスを得た。

ライオンズの記者会見ではダン・キャンベル新HCのびっくりするような発言が恒例となっているが、今回はラムズから移籍してきたディフェンシブラインマン(DL)マイケル・ブロッカーズについてだった。

「マイケル・ブロッカーズは“マイティ・ソーのハンマーを振り回せる数少ない選手の1人だ”とダン・キャンベル」

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