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WRサミー・ワトキンスがレイブンズを訪問へ

2021年03月23日(火) 08:35

カンザスシティ・チーフスのサミー・ワトキンス【AP Photo/Chris O'Meara】

ボルティモア・レイブンズは最大の課題をまだクリアできていない。しかし、努力は続けられている。

ワイドレシーバー(WR)ケニー・ゴラデイのフリーエージェンシーがニューヨーク・ジャイアンツとの大型契約で終了し、ジュジュ・スミス・シュスターが2021年もピッツバーグ・スティーラーズに戻ることを決めた今、レイブンズのWR探しはまだ続いている。次に目を向けているのは元1巡目指名選手のベテランWR、サミー・ワトキンスのようだ。

ワトキンスが現地23日(火)にレイブンズと面会すべくボルティモアに向かったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に伝えている。

ワトキンスはスターレシーバーとなるべくバッファロー・ビルズからドラフトで指名を受けたものの、けがが頻繁にそれを阻害し、ロサンゼルス・ラムズに移って1年プレーした後はカンザスシティ・チーフスに移籍。チーフスの攻撃陣にはうまくフィットし、ナンバー2ターゲットとなっていた。チーフスで3シーズンにわたってプレーした計34試合で、ワトキンスはキャッチ129回、1,613ヤード、タッチダウン8回を記録している。

ラムズとチーフスで出した結果が、今の段階でレイブンズに手の届く範囲ではワトキンスが第2のオプションとして最も効率的であるとの見方を強めているが、長くナンバー1ターゲットを探してきたレイブンズに対するど真ん中の答えにはなっていない。ただし、ワトキンスはスピードスターのWRマーキス・ブラウンとは良いペアを形成し、過去2シーズンにわたって圧倒的なラッシングに遅れを取っているレイブンズのパスオフェンスを広げてくれるだろう。

レイブンズにとって最高の筋書きではないかもしれないが、財政的な状況(『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によればキャップスペースは1,240万ドル/約13億5,000万円)や攻撃陣の性格を踏まえれば、最も理想的な選択肢かもしれない。レシーバーにビッグネームを加える代わりに、補完的なピースを取り入れることがレイブンズのニーズを満たす可能性はある。タッグを組むことをレイブンズとワトキンスがお互いにとって得策だと考えるかは、間もなく分かるはずだ。

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