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2021年のバッカニアーズ攻撃陣はさらに良くなるとTEグロンコウスキー

2021年03月23日(火) 15:50

タンパベイ・バッカニアーズのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Mark Humphrey】

タンパベイ・バッカニアーズのオフェンス陣は、時間こそかかったものの2020年シーズンの終盤に向けて一体化し、8連勝を経てスーパーボウルを制した。開幕から12試合中で30点を超えたことが5度しかなかったものの、守備陣の助けもあって、終盤の7戦連続で30点越えを達成している。

クオーターバック(QB)トム・ブレイディが率いるチームにとって、うまく事態が進み始めるまでに時間がかかった上で快進撃を見せ、プレーオフで勝ち進むのは特段新しいことではない。しかしながら、2020年シーズンにはオフシーズンに新しくチームメイトになった選手たちが協調関係を築くためのワークアウトができなかったという一面もあった。

バッカニアーズがロンバルディトロフィーを獲得した主要メンバーとの再契約を続ける中、タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーは攻撃陣が2021年に改善を続けていけると考えている。

グロンコウスキーは現地22日(月)、「俺たちは攻撃面でもっと良くなれると確信している」と話した。

「すごくたくさんの選手が戻ってくるし、オフシーズンができて、トレーニングキャンプができて、フルシーズンを戦うから、俺たちは間違いなく前に終わったところから続けていける」

グロンコウスキーもバッカニアーズの連勝の中で調子を上げてきた一人だ。カンザスシティ・チーフスを下した第55回スーパーボウルではタッチダウン2回を決めている。2019年シーズンに引退生活を送ったグロンコウスキーは、プレーブックのスピードについていくには時間がかかるだろうと認めていた。2011年以来初めてレギュラーシーズンの16戦すべてに出場し、ポストシーズンの4試合を戦い抜いたグロンコウスキーは、今でも過酷なシーズンの中で健康な状態を保ち、信頼できる選手になり得ることを証明している。

チームの公式サイトにて、グロンコウスキーは「最高の感覚だった。自分にはできると証明したいことだったんだ。自分にはフルシーズンやポストシーズンのすべてでプレー可能だと、そして、ハイレベルでそうできるってね」と語った。

バッカニアーズと1年の再契約を交わしたグロンコウスキーは、今回はプレーブックを学ぶ必要がないため、シーズンが終わったところからすぐに進んでいけると指摘していた。すでに体調は良く、シーズンに向けて準備ができているように感じるとグロンコウスキーはつけ加えている。

「今すぐにでもまたフルシーズン戦える感覚さ。調子は本当にいい」と31歳のグロンコウスキーは言う。

ホームタウンであるバッファローのチームに加わるというフリーエージェント(FA)の話し合いについて、グロンコウスキーは他の選択肢も検討したものの、プランとしてあったのは常にタンパへの帰還だったと明かした。

ビルズからの関心について尋ねられたグロンコウスキーは「他にも2、3チームあった。だけど、結局俺はバッカニアーズのオーガナイゼーションに戻りたかった。ここの組織は信じられないくらい素晴らしいんだ」と応じている。

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