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敬愛するブリーズの後を継ぎたいとセインツQBウィンストン

2021年03月24日(水) 10:18

ニューオーリンズ・セインツのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Brynn Anderson】

この夏にトレーニングキャンプが始まるとき、ニューオーリンズ・セインツではここ数年で初めてクオーターバック(QB)のポジション争いが起こる。誰が未来の殿堂入りQBであるドリュー・ブリーズの後継者となるのかをめぐってだ。

ジェイミス・ウィンストンとテイサム・ヒルは対等の立場でキャンプを開始するだろう。

セインツと1年の再契約を結んだウィンストンは、現地23日(火)にブリーズの足跡に続くことができれば光栄だと話していた。

ウィンストンは『NOLA.com』に「ドリュー・ブリーズのような人の後に続くのは、ものすごく責任のあること。だけど、俺はそれを受け止めている。そのバトンをつなぎたいね」とコメントしている。

ウィンストンはブリーズのバックアップを1年務めたが、先発としての出場はなかった。かつて1巡目指名を受けたバッカニアーズで5年間にわたって先発を務めていたウィンストンは、NFLでも史上最高の選手の一人の元で学ぶことの意味について、感情を込めてこう話している。

「ドリュー・ブリーズと1シーズン丸ごとを一緒に過ごしたのは、俺にとって夢のようなことだった。彼の回復する力や情熱、毎日に対してどういうアプローチをするのかを知り、彼が俺の肩に手をまわし、何か励ましの言葉をかけてくれただけで俺は心を打たれた。彼は俺や俺の家族にとって、自分が本当にどういう意味を持つのかさえ知らなかったんだから。彼が俺と何を分かち合ったかを伝える気はないし、思い出したりもしない。でも、それは俺の心を打った。プレーオフではプレーするチャンスがあって、1試合で勝ったし、プレーオフでタッチダウンパスを投げるチャンスもあった。やっぱりフットボールが好きだね。それがこれまでの人生でずっとやってきたことだ。彼は俺が尊敬し、称賛する人で、実際にチームメイトとして触れ合うことができ、彼の役に立つチャンスがあった。言葉もない。俺は本当にドリュー・ブリーズが大好きで、すごく感情的になってしまう。彼は分かっていないと思うけどね」

7月になったとき、ウィンストンはブリーズの後を引き継ぎ、先発QBの座を勝ちとるために戦うだろう。

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