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レイダースQBマリオタ、交渉を経てペイカット受け入れへ

2021年03月24日(水) 14:15


マーカス・マリオタ【AP Photo/David Zalubowski】

クオーターバック(QB)マーカス・マリオタが2021年シーズンのペイカットを受け入れ、ラスベガス・レイダースにとどまる。

マリオタが改訂された契約にサインする見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。この契約は1年350万ドル(約3億8,000万円)で、インセンティブを含めて最大800万ドル(約8億7,000万円)になるとラポポートはつけ加えている。

以前、レイダースはマリオタに300万ドルへの減額を受け入れるよう求めていた。マリオタは交渉によって50万ドルを引き上げつつ、レイダースが守備陣の強化のために必要とするキャップスペースを開けている。契約調整前のマリオタの2021年の報酬額は1,072万5,000ドル(約11億6,000万円)だった。

より重要なのは、新契約によってマリオタのトレードが以前より容易になったことだ。2020年に出場したたった1試合で、マリオタは再びNFLのレーダーの範囲内に戻ってきた。負傷したデレック・カーのリリーフとして出場したシーズン第14週に、マリオタはパス28回中17回成功、226ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回という数字を残し、ボールを効率的に前に進める能力を発揮した。

短い時間に示した力によって、マリオタはこのオフシーズンにQBを必要とするチームの候補者リストに加わっている。しかし、これまではキャップヒットが1,000万ドルを超えていたため、マリオタのトレードは実質的に難しい状況だった。この数字が下がった今、レイダースはチームとマリオタの未来の双方にとって適合するトレード先を見つけることができるかもしれない。

そうならなかったとしても、レイダースは賄える範囲の契約でレベルの高いバックアップを有することになる。最悪のケースとしてカーが再び負傷しても、そこには第2の選択肢があるのだ。

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