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QBタゴヴァイロアを支持し続けるフィッツパトリック、「彼はすごいことをやるはず」

2021年03月24日(水) 16:02

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロアとライアン・フィッツパトリック【AP Photo/David Zalubowski】

9つ目のNFLチームに移るクオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリックは、それでもマイアミ・ドルフィンズのQBであるトゥア・タゴヴァイロアを支持するコメントを続けている。

ワシントン・フットボール・チームと1年1,000万ドルの契約を交わしたフィッツパトリックが『The Ross Tucker Football Podcast(ロス・タッカー・フットボール・ポッドキャスト)』に出演し、若いシグナルコーラーへの批判はほどほどにすべきだと話した。

『Sun-Sentinel(サン・センティネル)』によれば、フィッツパトリックはタゴヴァイロアについて「どれだけの批判やさまざまなことが彼の前に投げかけられたか、信じられないくらいだ」とコメントしたという。

「NFLでQBをプレーするのはとても難しいこと。その事実を俺たちはいつも忘れているんじゃないかと思う。彼は去年ルーキーで、ここへやってきて6勝3敗だった。もう少し忍耐強くしていなくちゃ。彼はこれから素晴らしいことをしていくはずだ」

フィッツパトリックはタゴヴァイロアの試合から、若きQBがドルフィンズの長期的な答えになると確信する2つの要素を拾っている。それは“エリート”の正確性と予測に基づく投球だ。

「彼は昨年から学んでいくだろう。このオフシーズンに学んでいく。ジョージ・ゴッドセイやエリック・ステュッズビルが今は(共同攻撃)コーディネーターとして残っている。ボールをどこへ向かわせるか、そして、そのエリートクラスの正確性を本当の意味で発揮するためにプレスナップから何を取り除くかを学んでいく。それに、彼は予測して投げている。カレッジからNFLへきたばかりのQBにそれほど見られないことだ」

タゴヴァイロアはシーズンの3分の1が過ぎた時点でフィッツパトリックと交代し、印象的なプレーを見せた。ベストゲームは2度目の先発だったアリゾナ・カーディナルス戦でドルフィンズをドラマティックな勝利に導いた試合だ。この試合では予測が見事にはまったタッチダウンパスを含め、フィッツパトリックが挙げた要素が示されていた。

残念ながら、タゴヴァイロアはそのパフォーマンスを安定して発揮することができていない。苦戦するタゴヴァイロアに、ドルフィンズはより優れたオプションに移行するべきではないかとの声が一部で上がっていた。

シーズン序盤の驚きの交代劇を経ても、“フィッツマジック”はタゴヴァイロアの最大の支持者であり続けている。

「俺はトゥアの大ファンだ。子どもたちもトゥアが大好きだよ。ときどき、彼らは“Madden(マッデン)”でトゥアを使ってプレーしている。俺のときもあるけどね。だが、彼には大きなものを期待しているんだ。彼は素晴らしい選手になると思う。皆が従うことのできるリーダーとしてだけではなく、彼にはあらゆる性質が備わっている。俺たちにはただ、もう少し忍耐が必要なんだ。彼は去年ルーキーだった。きっとすごいことをやるだろう」とフィッツパトリックは話した。

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