タンパベイ・バッカニアーズは直近の未来に向けて体制を固め続けている。

バッカニアーズのオフェンシブタックル（OT）ドノバン・スミスが今後2シーズンの3,000万ドル（約32億6,000万円）の保証を含む、2023年シーズン末までの2年3,180万ドル（約34億6,000万円）の契約に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートがこの件について知る人物の情報を元に伝えた。

最初にこのニュースを伝えたのは『ESPN』だった。

スミスは今年、契約最終年に1,425万ドル（約15億5,000万円）を受け取ることになっていた。

この延長によって、バッカニアーズの2021年のキャップスペースに1,060万ドル（約11億5,000万円）の余裕が生まれる。バッカニアーズはこのスペースをただちに活用し、ディフェンシブタックル（DT）エンダマカン・スーとの900万ドル（約9億8,000万円）保証にインセンティブが加算される1年契約を結ぶとNFLネットワークのトム・ペリセロが報じた。

新契約は決して巨額ではないが、スミスには今後2年で3,000万ドルが保証されることになる。一例として最高額が払われるTとなったトレント・ウイリアムスの契約を見てみると、サンフランシスコ・49ersと4,510万ドル（約49億円）保証の6年契約を結んでいる形だ。

スミスの契約延長によって、バッカニアーズのジェネラルマネジャー（GM）であるジェイソン・リヒトのアクティブなオフシーズンは続いている。リヒトはスーパーボウル制覇を果たしたチームをあと1年から2年維持しようと奔走中だ。

クオーターバック（QB）トム・ブレイディのブラインドサイドのブロッカーを維持することは、バッカニアーズにとって優先事項だった。レフトサイドを固める力としてスミスは毎年成長し、ブレイディとともにベストシーズンを過ごしている。開幕前に28歳になる元2巡目指名選手のスミスには、まだ成長の余地があるとバッカニアーズは考えている。

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