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テキサンズが元上級副社長のグレッグ・グリソムを社長に昇格

2021年03月25日(木) 11:27

ヒューストン・テキサンズ【NFL】

ヒューストン・テキサンズに新しい社長が誕生した。

現地24日(水)夕方に、テキサンズはチームの開発担当上級副社長を務めていたグレッグ・グリソムを社長に昇格させたと発表。

会長兼CEOのキャル・マクネアは声明の中で次のように述べている。

「グレッグがいかにこの業界に精通しているかは、われわれのパートナーやコミュニティ、テキサンズのチームメイトと築き続けている関係からも明らかだ。面接の過程で、グレッグの意図的で前向きなアプローチには信頼性とチャンピオン級の卓越したレベルへのコミットメントが感じられ、この役割を担うのにふさわしい人物だと判断した」

長年テキサンズの幹部を務めたジェイミー・ルーツがこの役職を辞任してから1カ月半近く経った今、ようやくグリソムの昇格が決まった。ルーツは20年間テキサンズに務めていたが、“ライター、講演者、コンサルタント、ヒューストン大学教授としての興味を追求する”ことにしたという。

テキサンズの社長としてグリソムはマーケティング、コミュニケーション、放送、チケットの販売およびサービス、企業スポンサー、コミュニティ・リレーションズなど、組織のビジネス面を統括する。

グリソムは「この献身的で優秀なプロフェッショナル集団を率いる機会を与えてくれたマクネアファミリーにとても感謝している」と声明の中で述べた。

「われわれはワールドクラスのイベントとファンの皆さまの記憶に残る体験を提供する革新的な施策を促進することで成功を収めていく。大胆かつ率直に卓越性を追求し、その過程でヒューストンのために素晴らしいことをしていきたいと考えている」

テキサンズによるとグリソムは“スポーツスポンサーシップの販売、企画、実行、イベントマーケティングにおいて20年以上の経験を持つ”とのことだ。

グリソムの昇格はテキサンズの組織にとって激動の時期にあたる。チームは新しくジェネラルマネジャー(GM)にニック・カセリオを、ヘッドコーチ(HC)にデビッド・カリーを迎え、少なくとも25人の新しい選手を獲得して2021年シーズンに臨む。さらにテキサンズの先発クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンは1月にトレードを要求しており、ここ数週間で16件の民事訴訟で性的暴行やハラスメントも訴えられている。

【R】