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パッカーズQBロジャース、チームとの未来は「見事な謎」

2021年04月06日(火) 09:53

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

アーロン・ロジャースは率直に言って煩わされてはいない。

37歳のクオーターバック(QB)であるロジャースは今もMVPを勝ち取るだけのプレーを披露しており、40代が遠くないにもかかわらずリーグでベストの一人であることを証明した。しかしながら、現地5日(月)にロジャースはグリーンベイ・パッカーズとの間に進展がないことを認めている。かつ、ロジャースにとってはその状況にまったく問題はないようだ。

『Pat McAfee Show(パット・マカフィー・ショー)』に出演したロジャースは「本当に何も変わっていない」と話した。

「俺の未来は、大部分が自分でコントロールできない。だから俺は“見事な謎”だって言い方をするのさ。どういう方向に進んでいくかまったく分からないからね。自分にできるのはベストのプレーをすることだけだし、去年はそうした。もしかしたら想定されていたり、望まれていたりしたタイムラインを、そのことで狂わせてしまったかもしれない。だけど、結局のところその面で状況は本当に変わっていない」

「つまり、昨日言ったように、すべてが穏やかだという状況に変わりはない。自分のプレーについてはいい感触だし、自分が切り拓いてきた道もいい感触だった。自分たちのやりとりや、このショーが去年俺に与えてくれたものすべてに満足している。未来についての率直な会話や、自分たちがコントロールできないことについては苦々しく思ったり、落胆したり、フラストレーションを抱えたりしないような人間というものは皆が直接に見たことがあると思う。俺の未来もその一つ。これからどうなるかについてはあきらめているようなところがあって、自分が何をもたらすことができるかや、去年の自分のプレーについては自信を持っている。そのほかのすべては推測の材料みたいなもので、そういうものはたくさんあるだろう」

ロジャースの自信には十分すぎるほどの裏付けがある。マット・ラフルアーヘッドコーチ(HC)との2年目は彼らのベストイヤーとなっており、ロジャースは2020年に史上2位のパサーレーティングを記録した(1位もロジャース)。リーグのMVPにも輝き、パッカーズでスーパーボウルを制した2010年シーズン以来となるカンファレンスタイトル獲得まであと少しだった。2020年ドラフト1巡目では武器を獲得しなかったロジャースだが、素晴らしいシーズンを送っている。たとえ、それがパッカーズによるジョーダン・ラブへの引継ぎ計画を遅らせたとしても。

また、ロジャースはパッカーズを助けるために契約を修正することをいとわないようだ。

「もちろん、自分の契約については話し合いがあるし、サラリーキャップ以内に収めるために調整している。これからも続けていく、もしくは、時々行っていく話し合いだ。俺の方からは新しい情報はない。特に新しい話はない」とロジャースは話した。

こういったタスクを完了するには、ロジャースの協力が必要になる。だが、パッカーズが現実的な解決策を提示することも必要だ。ロジャースのコメントからは、まだそれが実現していないことが示唆される。パッカーズはロジャースの残る契約期間である3年間にわたって全財産をつぎ込む構えを見せてはおらず、現在の競争と長期的な計画の間のラインをたどっているような状況だ。

そういったアプローチはパッカーズの視点からすればフェアでもある。たとえ37歳の今に一流のプレーを見せていても、ロジャースの時が歩みを止めるわけではない。ロジャース後のプランを立てておくことは、チームにとって賢明だ。ロジャースの契約は2023年シーズン終了後に切れ、2023年のデッドキャップナンバーも300万ドル(約3億3,000万円)を下回っている。

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