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49ersが元イーグルスバックアップQBのサッドフェルドと1年契約

2021年04月08日(木) 10:15

ネイト・サッドフェルド【AP Photo/Chris Szagola】

かつて別のチームでの未来が確定しているように見えていたクオーターバック(QB)のもう一人がサンフランシスコ・49ersに加わった。

現地7日(水)、49ersがQBネイト・サッドフェルドと1年契約を結んだことを発表している。

サッドフェルドはここまでのキャリアのすべてをフィラデルフィア・イーグルスで過ごした上でサンフランシスコへ向かう。練習やプレシーズンのアクションではポテンシャルを見せていたサッドフェルドだが、レギュラーシーズンにフィールドに登場することはほとんどなかった。イーグルスでのラストゲームとなったワシントン・フットボール・チーム戦では、接戦となっている中でヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンがサッドフェルドを投入したものの、結果として試合に敗れてプレーオフ進出を逃したためにこの采配には厳しい批判が浴びせられた。

サッドフェルドはこの試合で大方の予測通り平凡なプレーにとどまり、イーグルスが勝利するチャンスは泡と消えた。ペダーソンHCには本当に勝利を目指していたのかという疑問の声さえ上がっている。試合後、ペダーソンHCはチームのベンチで4年間を過ごしてきたサッドフェルドがレギュラーシーズンの試合で生の戦いに参加するチャンスを自ら獲得したという感触があったと説明した。

1週間後、ペダーソンHCは解雇された。そして、サッドフェルドはフリーエージェント(FA)市場へと向かった。

サッドフェルドが加わる49ersのQBルームの筆頭メンバーはジミー・ガロポロであり、そこには来るドラフトの1巡目でチームが指名するであろうQBの予約席もある。

また、元1巡目指名選手であるジョシュ・ローゼンも2020年に49ersに加入しており、サッドフェルドと同様に今後の発展に期待が持たれている。

49ersは今月末のドラフトで将来のQBを1巡指名する見込みであり、ガロポロがドラフト後もチームに残っているとすれば、その背後でサッドフェルドらと新人によるロースタースポット争いが発生することになる。

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