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ベンガルズの初代リング・オブ・オナーに創設者ブラウンと元Tムニョス

2021年04月09日(金) 14:29

ポール・ブラウン・スタジアム【Kirby Lee via AP】

ポール・ブラウン・スタジアムはシンシナティ・ベンガルズの先駆者にまた1つ敬意の証を捧げる場となる。

ベンガルズはフランチャイズの歴史に最も貢献した関係者や選手を永久に称えるため、リング・オブ・オナーを設立すると現地8日(木)に発表。

この日は2人の初代受賞者が明らかになった。チームの創設者であり、最初のヘッドコーチ(HC)とジェネラルマネジャー(GM)を務め、現在のホームスタジアムにもその名を刻むポール・ブラウン。もう1人はプロフットボールの殿堂入りを果たしている元タックル(T)のアンソニー・ムニョスだ。ベンガルズのシーズンチケットのメンバーとスイートボックス席の保有者が5月から始まる投票で残りの2人を選ぶ。

ベンガルズの上級副社長であるケイティ・ブラックバーンは声明の中で次のように述べた。

「このチームは今とてもエキサイティングな時期を迎えています。今年は人と人とのつながりを取り戻し、コミュニティを形成する有意義な活動を行う重要な年です。ベンガルズのリング・オブ・オナーを通じて、私たちの偉大な歴史を祝い、思い出を守りながら何世代にもわたって共有できるコンテンツを作っていきたいと思います」

ベンガルズの社長であり、ポール・ブラウンの息子でもあるマイク・ブラウンもコメントを添えている。

「ベンガルズのリング・オブ・オナーは、われわれのフランチャイズに大きな影響を与えた個人への感謝を示す方法だ。カントンの殿堂入りをしている2人を記念すべき最初の受賞者として選んだ。われわれのチームには他にも称賛に値する偉大な選手やコーチがたくさんおり、このプロセスを通してそれぞれの思い出に浸れることを楽しみにしている」

ポール・ブラウンは1967年にプロフットボールの殿堂入りを果たす。1968年から1975年にかけてベンガルズのHCを務め、通算48勝36敗を記録、2度のディビジョン優勝を達成。1991年に亡くなるまでフランチャイズのオーナーの1人であり、社長も兼任していた。

一方のムニョスは1980年のNFLドラフトで全体3位指名を受けてベンガルズに入団。13シーズンをチームとともにし、プロボウル選出11回、オールプロのファーストチーム選出9回。1991年にはウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーに輝いている。ベンガルズの選手として初めて1998年に殿堂入りを果たした。

ムニョスは「ポール・ブランと並んでベンガルズのリング・オブ・オナーに選んでもらったことを大変光栄に思っている」と話した。「この栄誉のことを思うと、一緒にプレーしたすべての仲間を思い出す。創設から50年余り、この組織にはたくさんの素晴らしい選手がいた。これを機に彼らの活躍を祝福することでき、それこそがこのリング・オブ・オナーの意義だと感じている」

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